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#RSGT2021 野中郁次郎キーノートスピーチ『共感経営』 参考文献まとめ

本記事はRegional Scrum Gathering Tokyo 2021のキーノートスピーチである野中郁次郎先生の『ヒューマナイジング・ストラテジー 共感経営』で発表された内容の参考文献一覧です。

古書がありますので売り切れの場合は図書館などを利用しましょう。2021年もオンライン勉強会が盛り上がることを期待しています。

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■「新啓蒙」会議
『道徳感情論』
※直接紹介されてはいませんが、日本訳の例を以下に紹介します。

国富論のみなら、山形浩生氏による翻訳も読みやすくてオススメです。
お年玉にしてはショボいが:アダム・スミス『国富論』8章まで (その後9章まで)

リソースベースド
※講演では直接紹介されていませんが、ジェイ・バーニー 『企業戦略論』が該当すると思われます。講演を理解するための重要度は低いと思います。ざっくり、ビジネスモデルジェネレーションの左側の領域の話です。

■現在の「日本的経営」の危機
Porter, M. E., & Millar, V. E. (1985). How information gives you competitive advantage.
※直接紹介されていませんがマイケル・ポーター『競争の戦略』『競争優位の戦略』だと思われるます。ただしどちらも古い本なので今、読むなら『競争戦略論』がオススメです。ざっくりと、ビジネスモデルジェネレーションの右側の話です。

■「日常の数学化」の危機
『これが現象学だ』谷徹

■ハーバート・サイモンのアリのメタファー
『システムの科学』ハーバート・A. サイモン
※プロダクトマネジメント大全でも参考にしています。システム科学の本は近年いろいろと出版されていますが、抑えておいたほうがいい起点となる一冊です。

■身体制の復権
『身体化された心』フランシスコ・ヴァレラ
オートポイエーシスになど、第三世代システム論を立ち上げたフランシスコ・ヴァレラの身体論です。

『ミラーニューロンの発見』 マルコ・イアコボーニ

『ミラーニューロン』 ジャコモ・リゾラッティ

『やり抜く力 GRIT』アンジェラ・ダックワース, 神崎 朗子 (翻訳)

『Hit Refresh(ヒット リフレッシュ) マイクロソフト再興とテクノロジーの未来』サティア・ナデラ), グレッグ・ショー、ジル・トレイシー・ニコルズ, ビル・ゲイツ

■■知識創造理論

『知識創造企業』野中 郁次郎, 竹内 弘高, 梅本 勝博 (翻訳)

『流れを経営する』遠山 亮子, 平田 透, 野中 郁次郎

『直観の経営 「共感の哲学」で読み解く動態経営論』野中 郁次郎, 山口 一郎※Kindle Unlimitedあります

『ワイズカンパニー―知識創造から知識実践への新しいモデル』野中 郁次郎, 竹内 弘高, 黒輪 篤嗣 (翻訳)

■野球監督の地の作法

『無形の力―私の履歴書』野村克也
※古書しかないのでお早めに。

■暗黙知と形式知
『知識創造の方法論―ナレッジワーカーの作法』野中 郁次郎, 紺野 登

『日本の企業家 7 本田宗一郎 夢を追い続けた知的バーバリアン』野中 郁次郎

■アメリカ海兵隊のOODAループ
『OODA LOOP』チェット リチャーズ, 原田 勉 (翻訳)
※プレゼンでは直接は参考文献にしてはいない。著者はボイドの弟子

■■ワイズカンパニーの基盤

『我と汝・対話』マルティン・ブーバー

■二重の相互主観性
『直観の経営 「共感の哲学」で読み解く動態経営論』野中 郁次郎, 山口 一郎※Kindle Unlimitedあります

■共感と同感
『アダム・スミス 『道徳感情論』と『国富論』の世界』堂目卓生

■本田の二つのワイガヤ

『MOT知識創造経営とイノベーション』野中 郁次郎, 遠山 亮子
※古書のため早い者勝ち

■クリエイティブ・ペア
『POWERS OF TWO 二人で一人の天才』ジョシュア・ウルフ・シェンク

■チームベースダイナミクス

論文
Nonaka, I., Hirose, A., & Takeda, Y. (2016). ‘Meso’‐Foundations of Dynamic Capabilities: Team‐Level Synthesis and Distributed Leadership as the Source of Dynamic Creativity. Global Strategy Journal, 6(3), 168-182.

https://d1wqtxts1xzle7.cloudfront.net/48242761/Nonaka_et_al-2016-Global_Strategy_Journal.pdf?1471916168=&response-content-disposition=inline%3B+filename%3DMESO_FOUNDATIONS_OF_DYNAMIC_CAPABILITIES.pdf&Expires=1610360452&Signature=UuLPi8BDtRC2LYRg6KxIKcYwu62ufEpxRpsc4j4hPxh3k~1zhKUJ1y5Yz-pXArWqzjPxKmsVakEQNNBR1-JCCUaDtTwuy86UauUnAsmKXcNsJxdLtYN0DVzicv1arc4OCZY5FOZlOEeA3UEhJxvgvWv-leDX60nBcAveDQp0KrW4ZN9CEl-AL34zmYL9QKoOqo7a0k4u1wVFhOfv37YdqbKTSGAKkO79pS8bFB0dMGGbbTokgt3RmWrrM0KLj50DHqRxuoc3TUq~qVWc3yxFNFCDpGcUxniptAhELjZwv7f111NrVzQr4raZ3n09FuyTT7Dj5Q8cFStOi2kLw15lnQ__&Key-Pair-Id=APKAJLOHF5GGSLRBV4ZA


■アジャイル・スクラム・イノベーション
論文
Takeuchi, H., & Nonaka, I. (1986). The new new product development game. Harvard business review, 64(1), 137-146.
http://damiantgordon.com/Methodologies/Papers/The%20New%20Product%20Development%20Game.pdf

■アジャイル・スクラム・プロセス
『アジャイル開発とスクラム』平鍋健児、 野中郁次郎

■知的機動力組織のプロトタイプ:アメリカ海兵隊
Corps, U. M. (2000). Marine Corps Strategy 21. Department of the Navy, Headquarters United States Marine Corps, Washington DC, 20380-1775.
https://www.globalsecurity.org/military/library/policy/usmc/Strategy_21.pdf

■■ヒューマナイジング・ストラテジー 物語アプローチ

■戦略の本質
※直接紹介されていないが、ローレンス・フリードマンの戦略に関する著作は以下の二冊

『戦略の世界史(上) 戦争・政治・ビジネス 戦略の世界史 戦争・政治・ビジネス (日本経済新聞出版)』ローレンス・フリードマン

『戦略の世界史(下) 戦争・政治・ビジネス 戦略の世界史 戦争・政治・ビジネス (日本経済新聞出版)』ローレンス・フリードマン

■ナラティブにおける筋立て
『メタヒストリー 九世紀ヨーロッパにおける歴史的想像力』ヘイドン・ホワイト, 岩崎稔 (監修)

■京セラのプロットとスクリプト
『稲盛和夫のガキの自叙伝―私の履歴書』稲盛和夫

■ベンジャミン・フランクリンの十三徳
『人物アメリカ史(上)』R. ナッシュ, G.グレイヴズ
※古書しかないためお早めに。

■アメーバ経営の評価
『週刊 ダイヤモンド 2013年 6/22号』
※もしかしたら出版社に電子版バックナンバーがあるかもですが、雑誌は早い者勝ちかも

■「守破離」を通じて全員、卓越の境地に達する
『スクラム 仕事が4倍速くなる“世界標準”のチーム戦術』ジェフ・サザーランド

■スクリプトの制度化
『魂の経営』古森重隆

■■未来への展望

『直観の経営 「共感の哲学」で読み解く動態経営論』野中 郁次郎, 山口 一郎
※三回目

『フッサール心理学宣言 他者の自明性がひび割れる時代に』渡辺恒夫

『現象学という思考: 〈自明なもの〉の知へ 』田口茂

『これが現象学だ』谷徹
※二回目

■書くことの重要性
『生きる哲学』若松英輔

■実験的賢慮のリーダー:フロニモス
『日本の企業家 7 本田宗一郎 夢を追い続けた知的バーバリアン』
※二回目

■本公演に関係しそうな野中先生の記事
スクラムは知識創造プロセスそのもの、すべては“エンパシー(共感)”から始まる
https://dcross.impress.co.jp/docs/talk/001157.html

表面的な数字ばかり追う会社の致命的な欠点
https://toyokeizai.net/articles/-/205242

「まず失敗せよ」リーダーに必要な2つのこと
https://toyokeizai.net/articles/-/379287

■まとめ

以上になります。2021年もオンライン勉強会を盛り上げていきましょう!!

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