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【メンズファッション】おしゃれをするために本当に必要な能力。でもめんどいなら下半身から整えればOK。


ファッションにおいて、本当にコアになる要素は、

・自分の体型理解
・バランス感覚


だと思います。

自分の体型を理解しないと、魅力的に見える服装なんて分かるわけはないし、バランス感覚が無いと、服と服の合わせもちぐはぐになってしまう。

体の特徴を把握するから、
どこを出してどこを隠せばいいのか分かるし、
どんなシルエットに整えればかっこよく見えるか分かってきます。

つまり。

・服×自分
・服×服

体型理解を進めバランス感覚を養っていくと、服と自分・服と服の組み合わせ方が見えてくるんです。

そうなれば怖いものなしになるんですが、巷のファッションノウハウのようにビシッと明瞭!というわけにはいきません。

特に体型理解に至っては、
この世界どこ探しても見つからない”あなた”の体を掘り下げるのですから



Mr.Tも最初は体型理解なんて全く興味無かった

私もファッションに目覚めたての頃は、
自分の体型なんてそっちのけで、たくさんのスナップを見ては、


「こういう服を着てみたい!」
「この着こなしかっこいいなぁ!!」


と、妄想を膨らませるばかりでした。
そうやってイメージをストックしていって、その頭の中の理想に近づけるように服を選んでいました。

自分を度外視してました。
お手本とのギャップを考えませんでした。

自分が思うようなイメージにならなかったのです。
当然ですけどね。

自分の体が何よりの基準ですから、その基準を外して考えるのはあまり意味が無いことです。


色々トライアンドエラーして長い時間が経った後。
「自分を理解すること」の重要性に気づき、体型把握に努めました。

ウエストやヒップを測ったり、
上半身と下半身のボリューム差を考えてみたり・・・。

すると、どうやったら魅力的に見えるのか、有効な手立てが分かるようになっていきました。それはネットや本をのぞいてもどこにも書いていないものでした。

レディースファッションでは、”人”にフォーカスした情報もありますが、メンズファッションはほぼ0と言っていいです。(女性はメイクしますし、男よりもはるかに自分を意識しているでしょうからね。)

服×服の情報しか無く、人が置き去りにされているものがほとんどです。
だからミスマッチが起こりやすいです。

最近では骨格診断やパーソナルカラー本などもありますが、おしゃれ初心者が参考にするのはハードルが高いです。きっと読んでもよく分からないと思います。

ファッションに悩みがあるなら、もしかしたら自分と服がミスマッチを起こし、違和感へと繋がっているかもしれません。


バランスの正体

次に、バランス感覚について。

日本人がオランダ人のような背の高い人種の隣に立つと、
「子供のように見える」
ことがあります。

それは、日本でフツーに生きていれば大人として見られるはずが、「より大きい人と比べられて小さく見える」からですよね。

大人の反対は何ですか?
子供ですよね。

「大人」

このポジションは、子供がいて成り立ちます。


私たちは常に何かと比べられていますし、私たちも比べています。
比較され、比較している。

ある概念はそれ単体で存在するのではなく、比較対象があってそのポジションを確保しています。



だから比較するものを変えれば、そのポジションは揺らぐのです。


バランスも同じです。

Tシャツの大きさはボトムにどんな太さのパンツを持ってくるかで揺らぐし、
ボトムの太さはトップスにどんな大きさのTシャツを持ってくるかで揺らぎます。

この「揺らぎ」を見極めていくことが、

バランスを考える

ということです。

そうやって服と服の相性を考えていく能力が、
ファッションのコア能力だと思います。



なんかしんどそう、ダルそう

でもそれ、めんどくさそうじゃないですか?

たかが服のために体型把握なんてダルいことしたくないし、服と服のバランスを考えるのも時間かかりそう。

もし私が「おしゃれ初見です」状態で、
これらを知ったとしてもまず間違いなくスルーしていたと思います。

それが本質で最短距離であったとしても。

だから下半身から整えることを、私は勧めているんですね。

日本人の体型の急所、
上下のバランスの急所、
これが下半身にあると考えるからです。

私は下半身を鬼のように整え出してからおしゃれがラクになりました。
それから、自分の体型を理解したり、バランス感覚を養っていっても遅くはないと思いますけどね。

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