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スタイルアップの因数分解。


前々から料理とおしゃれには共通点があると思っていました。
それが以下の記事を読んでよりクリアに。

おいしいは感覚的な要素が多いように思えるが、よく考えると因数分解できる。ーそのレシピは本当に考え抜いているのか。

おしゃれも感覚的な要素が多いように思われます。

「センスあるね!」
「俺はセンス無いからな・・・」

など、センスというフワフワしたものを隠れ蓑に、着こなしについて十分な説明がされることはありませんでした。

リアルでもめったにお目にかかれないような、レアポケモン体型のモデルに服を着させ、憧れを抱かせます。
理想像と現実のギャップを生む割には、具体的な指南はされず煙に巻くようなものじゃないでしょうか。


でも、よく考えるとおしゃれも因数分解出来ます。
要素を分解していくことが出来ます。

しかし、”おしゃれ”というカテゴリーでは範囲があまりにも膨大。
そのため今回はスタイルアップに限定します。

話の骨格をクッキリさせるためにも。


スタイルアップをバラしてみよう

まず、おしゃれは

自分の体の上を服で覆う行為

です。

つまり、体と服のかけ合わせが大事になってきます。
Mr.Tがブログでもよく言う「体×服」。

全体を眺めると、

・体
・服

がパーツになります。


しかし、これではザックリし過ぎなのでもうちょっと具体的に分解していきましょう。

スタイルアップにおいて、
意識したい体のパーツは

・頭
・上半身
・下半身

厳密に言うと他も関係しますが、含めてしまうと複雑になるのでこの3つで十分。

この自分が持っている体。
これを変えるには努力が要ります。

そして、スタイルアップとはこの自分の体の上に服を貼り付けて、ファクトを隠しファンタジーを構築する行為。

つまり、服で「頭・上半身・下半身」、このバランスを捻じ曲げていく、ということです。

特にメンズファッションでは、
このバランス感覚がシビアです。

なぜならスカートなどの現実曲解アイテムを使えないからです。スカートは一瞬にしてバランスをひっくり返す魔法です。

それが使えないとなれば、細かいバランス操作が大事になってきます。

服のパーツは、

・素材
・シルエット
・色
・デザイン

などいくつもあり、これらを組み合わせて自分の最適解を探しに行きます。


おしゃれと料理の違い

やはりそれは、私たちそれぞれにユニークな体が与えられている、ということじゃないでしょうか。

どっかのバグった科学者がクローン人間を生み出さない限り、私たちは唯一無二の体を持っています。誰とも被りません。

料理は、レシピを寸分たがわず再現すれば同じものが出来ますが、服はそうはいきません。

体の制約があり、魂だけぴゅーっと飛び出し理想の体をレンタルすることなんて出来ません。

独自素材が与えられていて、そのかじ取りをしなくてはいけない。まぁでもそんなことは20年以上生きてきた大人であれば、オンリーワンの体を操舵してきていますから、何回も思ったことがあるのではないでしょうか?

アイツみたいに早く走れない。
同じ時間勉強しているのに、同じだけ頭良くならない、とかね。

そこが料理と違い難しいところであり、面白いところです。

もちろん、料理は料理で、

・火の温度
・熱する時間
・食材の相性(スパイスなども含めるとかなり膨大)
・食感
・どの順番で口に放り込むか

などなど要素が半端ないですけどね。


クリームは、生クリーム単体なのか、否か。

甘みの出し方は何が相性がいいのか、練乳?砂糖?はちみつ?甘酒を使用しているところもある。酸味にヨーグルトを入れるのも良いのではないか。

フルーツは、断面が綺麗に仕上がり、離水しないものが向いている。

食パンは、何枚切りが良いだろうか?
薄さ厚さ、食感や味わい。
どれが心地よいだろうか?
           ーそのレシピは本当に考え抜いているのか?


そのコーデは本当に考え抜いているのか?

私はどうやったら体型がキレイに見えるのか、めちゃめちゃ考えてきました。

どんなバランスで作ったら、良いのか。

これをフツーの人がやるのは骨ですが、発信者側には必要なことじゃないでしょうか。

でも世の中にあるのは、服×服の情報ばかりなんです。
一応、骨格診断とかはあるものの、素人がそれを読んで適切に取捨選択するのは難しいと思います。

唯一無二の体が”おいしいスタイル”の中核を担う以上、マニュアルは難しいですが、「半レシピ」のようなものが出来たらいいですね。


PS

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『おしゃれは下半身が9割』

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