Yuuki Murata

デザインを仕事にしています。

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マガジン

  • 棚田の家のオフグリッド日記

    テキスタイルデザイナーで農家の家族が小さな棚田に家を建てました。 身近な資源をできる限り活用した循環型の暮らしの日記を綴ります。 最小限の電気を時給し、トイレを堆肥化し、排水を自家処理する。お湯を太陽で作り、暖を薪で取る。不便で心地よい、古くて最新な暮らしの様子です。

最近の記事

オフグリッドの実験的生活 | #3 水の循環

水が生み出す生態系 奪わずに暮らすことができる わたしたち生物の命に直接関わる水の利活用について。水をどのようにつかい、どのように循環させるかが今回のテーマです。 僕たちは暮らしている限り、できる限り環境を汚さな(でも少し汚す)ということしかできないと無意識のうちに思い込んでいました。暮らすことで少なからず、私達が生きることで他の生き物たちの住処を奪ったり、環境を負の方向へ変えてしまう。そんなふうに思っていました。 ですが、水の事を考え学んでいるうちに私達の生活は工

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    • オフグリッドの実験的生活 | #2 電気の自給

      今回は電気の自給編です。まずは電気。持久的な暮らしといえど電気は流石に外せません。電気を家庭に持ち込んだエジソンに感謝です。 電気の基本を学び直す 電気の基礎を学び直す電気の自給をするにあたって、僕はまず電気の基礎の勉強から始めなければなりませんでした。つまり電圧(V:ボルト)、電流(A:アンペア)、電力(W:ワット)の意味と関係性です中学生?の理科の復習なので、そこら辺の知識がアヤシイ場合はこれを覚えるところからがスタートです。 ちなみにオフグリッド入門にはこの本がお

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      • オフグリッドの実験的生活 | #1 なんでオフグリッドなの?

        オフグリッドもはや思想の問題だった 家をつくるなら、暮らしを一から考え直すことができるなら。生活のインフラをできる限り自給したい。 僕らが住む身近な自然、そして地球を汚さない環境に優しい家にしたいから。端的に言えば、僕らはそんな事を考えていました。環境についての意識があれば、誰もが少なからずそう考えると思う。 だけれど、現実的には家づくりは環境に負荷を掛けるばかりだった。 家の材料や設備について一つ一つを可能な限り時間を掛けてリサーチし、吟味したが、限界がありました。

        • 僕たちは家と暮らしをつくることに決めた

          まさか自分たちが家を作るなんて。 10年前、古民家を借りて暮らし始めた頃はそんなことは夢にも思わなかった。 僕らは夫婦共に衣服や生地のデザインを生業としている。 兵庫県の生地の産地(播州織という綿を中心とした生地の産地)で、自然に囲まれ、自然からヒントを得て、デザインをしている。天然素材のテキスタイルは、コットンや麻、ウール、シルクなど自然が作り出した繊維の美しさにいつも感動しその感動を伝えたいと、いつも思っている。 また、デザインの社会における役割として、世界の出来事に目

        オフグリッドの実験的生活 | #3 水の循環

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