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お店で「adress」と聞かれて住所を答えては「✖」だった話 【オンライン英会話Cambly日記Vol.5】

マレーシア在住のゆりこです。

マレーシアは長い長いロックダウン中。レジャー施設だけでなく、カフェやレストラン、ファッションやコスメのショップも軒並み、ずーっと閉まっています。(レストランは、お持ち帰りのみ対応)

今回は、ロックダウン前日に、買い物納めに、とクアラルンプールの中心地にある「Pavilion」の時計屋さんに伺ったときのお話です。(パビリオン:プレステージブランドや美味しいカフェ&レストランが多く入っているおしゃれショッピングセンター)

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(ここまでゴージャスな時計はつけて行くところがさすがにないですが…時計好きです)

革ベルトを見せていただきたくて訪ねたのですが、こちらの店舗は初めて。紳士なショップスタッフの男性が、ひと言ふた言の会話をかわした後に、このように聞いてきました。

「How could I address you?」 

アドレス、って住所…? 顧客登録するから?
…ではないんですね、この場合。

「How could I address you?」 と聞かれた場合の答えは?

これ、住所(adress)を聞いているのではなく、

「なんとお声がけすればよろしいでしょうか?」つまり、「お名前は?」のとても丁寧かつフォーマルな聞き方なのです。

お買い物の日がちょうどCamblyのレッスン日だったので、いつものM先生に聞いてみると、「高級店なら、そう聞かれるでしょうね」とのこと。

会話中の呼びかけに使われるだけなので、本名やフルネームでなく短いニックネームでかまいません。その場でその人に「呼ばれたい名前」を答えればOKです。
大人の女性は、MissなのかMrsなのか、Madamなのか、なんという敬称を付けていいかもわからないので、「Ms. Yuri」などと呼ばれたい敬称付きで答えるのも親切かもしれません。

adresssは名詞で「住所」という意味が一般的で、動詞で「住所を書く」という意味もありますが、ふたつめ、みっつめの意味があるんですね。

覚えておきたい、動詞のAddressの意味

動詞としてのAddressの意味で押さえておきたいのは、ざっくりふたつ。

address (verb):
to speak to someone in a particular way or using a particular name: address sb as sth
EX.) She addressed him as Mr. Clifford.
to speak to a group of people, especially in a meeting or formal event:
EX.) He addressed a group of forty industrialists and politicians.

という、「呼びかけ(話しかけ)のAddress」と、

to deal with a particular problem or need:
EX.) It is time to address the budget deficit.

address a problem/issue
EX.) How does the organization address the problems identified?

address a need

EX.) He was impressed with the business plan because it addressed a real need.

という、「言及する、取り扱うのAddress」ですね。


以前に学校でイギリス人の先生と話していた時に、

「Good question. Thank you for addressing that,・・・」

と言われたこともあります。スピーチや講演会の質疑応答などでも出てくる言い回しですが、これは「いい質問ですね、それについて言及してくれてありがとう。それは・・・」という感じですね。

ちょっと改まった場で出てくる表現、目上の方とお話しする時などのために覚えておいて損はありませんよ。

おまけの雑談

ちなみにこの日、本格ロックダウンには入っていなかったものの、移動制限などもあり自粛ムード満載の時期ではあるので(経済状況も当然よくないし…)、ファッションブランドやコスメブランドのお店はどこも閑古鳥。

私が久々のお客だったのか、コスメを数点買えば山ほどのお土産を付けてくれたり(いろいろなサンプルだけではなく現品の化粧水とか!)、時計屋さんに入れば上記のような超ゴ~ジャスな時計の試着をさせてくださったりと、ずいぶん歓待されてしまいました。

得したけど…、早く普通にお買い物できる日が戻ってきてほしいところです。
お洋服屋さんなどは、お店を閉めていてもクーラーをかけ続けなくてはならず経済的負担もとても大きいそうです。
(最初のロックダウンのときに冷房を切っていたファッション店などは、このマレーシアの気候で多くの商品にカビが生えてしまったのだそう…ほんとうにお気の毒です)

マレーシア在住日本人御用達のDAISOやユニクロなども閉まっているので、ちょっとしたもの(日本の耳かきとか、子供の下着とか靴とか)がササッと買えなくて、困るんですよね。

その不自由さにも慣れちゃいましたけどね。

ではまた。

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