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科学的に証明!老化を遅らせる習慣8選 【読書】

人によってモチベーションスイッチは違うが、因果関係を知ると行動しやすくなるものである。

アンドリュー・スティール『AGELESS:「老いない」科学の最前線』
2022 Andrew steel AGELESS 2020
計算生物学者1985年生まれの著者。オクスフォード大学で物理学phD取得。

生物老年学の最先端を一般読者に送った本。 うちの息子は人類を死ななくさせる=不老不死のためにはどうしてらいいかをなぜかよく考えている。それは家族、祖父母と死に別れたくないかららしい。彼が挑戦するには少し難しい内容ではあるが、科学的な可能性はあるのか!そうか!という納得感のある未来へ開かれた科学進歩を垣間見れる著書である。 この本は、とってもわかりやすい、読みやすい。

生物老年学 bio gerontology バイオ・ジェロントロジーという言葉。これから話題として増えていく研究のような気がする。
・老化とは、進化しないなにかである。
・食べすぎない動物は健康で長生き、という論からの展開。
・治療するには、老化細胞を取り除く
・新しくする
・修復するができれば長生きができるかもしれない。
・センチュウの実験で実際に驚くほど寿命が伸びた実験結果もある!

そしてそこから導き出された、今すぐすべき長生き要素をまとめると
・食べすぎない
・タバコを吸わない
・7-8時間の睡眠
・体を動かす
・予防接種を受けよく手を洗う
・歯を大切にする
・日焼け止めを塗る
・サプリメントや長寿薬に煩わされない

例えば「食べすぎない」「睡眠大事」「体を動かす」「手を洗う」「歯を大切にする(フロスする)」「日焼け止めを塗る」。至極普通なことの意味と論理がわかるとあえて行動するようになる。

特に日本で生活している上で清潔であることは本当に網羅している。しかしながら、「日焼け止め」と「フロス(的な歯の掃除)」は日本に住む上でそこまで大きく”文化”に入り込んでいないため、多分プラスでやらないといけないこと(子どもに習慣化させたほうがいいこと)なのだろう。



…余談だが、いじめや性差別の問題での死は、度々アメリカでニュースになっている。大人の持つ銃で一番多く子供が死んでいるという事実は本当に切ない。それでも銃規制をしないアメリカ。人を長生きさせるためにまずやるべきは、科学の進歩よりも、人を大量に殺すことを正当化する戦争をしない&銃を規制する方が安全安心で長生きのためにもっともインパクトがある方法かもしれない。

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