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Switch『アナザーコード リコレクション』〈2つの記憶 篇〉クリア時点での紹介と感想


〈記憶の扉 篇〉の方がボリュームがあり、これから少し忙しくなりクリアまで時間がかかりそうなので、先に〈2つの記憶 篇〉をクリアした時点での感想を残しておきます。

Switch版からの追加要素とDS版からの変更点

体験版でわかる範囲の紹介は以前書いたので省略します。

Switch版からの主な追加要素とDS版からの主な変更点を、箇条書きでまとめておきます。

Switch版からの追加要素
・キャラクター相関図がみられるようになっており、各人物についてアシュレイが説明してくれる。ゲーム進行に合わせて内容が変化していく。
・屋敷のマップを手に入れた後からは、調べた部屋についてアシュレイが書き込みをしていく。
・ナビゲーション機能やヒント機能をONにすることで、探索や謎解きで詰まないようになっている。

DS版からの主要な変更点を箇条書き
・DS版ではどんどん奥に進んでいく造りであった屋敷が、普通の洋館のような造りになり、部屋を回る順番も変更。
・情報入手の順序が変更されている。
・謎解きの数は少なくなっており、難易度も低めになっている。
・章最後にアシュレイが分かった事実を振り返る選択肢パートがSwitch版では無くなっている
・収集要素がDASカードから折り鶴に変更。内容もDS版以上に島で暮らしているリチャードの暮らしや考えが分かる内容になっている。
・折り鶴がどの部屋にあるのかDAS内で分かるようになっている。
・オブジェクトを調べた時のコメントが、アシュレイの呟きになっている。
・DS版2週目で入手できるDASカードの内容が、一部本編に反映されている。

〈2つの記憶 篇〉感想(少しネタバレあり)

〈2つの記憶 篇〉クリアまでの時間は7時間程度でした。DS版がDASカードの探索などもしながら4~5時間程度だったので、大きく変わらないプレイ時間という感じです。

大筋は原作通りですが、強化されたイベントシーンに、情報を手に入れる順番の変更とイベントシーンの追加で、よりドラマチックに楽しめました。

例えば、DS版では、序盤で結構あっさりとトーマスが死んだ部屋へ入ることになりますが、Switch版では中盤の盛り上がりとしてイベントが入るようになっていたりなど、「物語を楽しむ」要素がパワーアップしている感じになっています。レナードがローレンスへあてた手紙が見つかる場所の変更なども良かったです。

物語を楽しむためか、謎解きは少な目で難易度も優しめでしたが、要所要所で程よく入るので、物語を追うだけにならない良いアクセントになっていました。

また、演出の強化やボイスの追加、キャラクター説明やオブジェクトへの反応、地図の書き込みなどがアシュレイの言葉になっていること、収集要素でリチャードの暮らしぶりがより深く分かることなどから、キャラクターへ愛着を更に持てるようになっていました。
折り鶴内で「カイル・ハイド刑事シリーズ」と作者についても触れられていました。ファンサービスだと思いますが、警察退職後の活躍を描いたゲームのリメイクにも期待したいところです。

ただし、DS版の時も思ってましたけど、リチャードかビルの仕業だと思いますが、部屋の鍵を閉めては鍵を隠しておくのは少し許せませんので、アシュレイに怒られると良いと思います。

丁寧なリメイクで、物語を最大限に楽しめるようになっており嬉しかったです。
アシュレイとディー、二人の記憶を巡る13歳最後の長い一日を楽しませてもらいました。
〈2つの記憶 篇〉では明かされない伏線が多く張られているため、〈記憶の扉 篇〉も早めに遊んでスッキリしたいと思います。

おなかすいてきたアシュレイがかわいかった



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