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銭形平次捕物控21「雪の精」(1932)+映像化作品 紹介と感想


あらすじ

越後屋佐吉と女房・お市が雪の日の夜に酒を飲んでいると、ドアを叩く音が聞こえる。
お市が外へ出てみるが誰もいない。と思う間もなくお市の首が一瞬で切り裂かれた。
現場には下駄の足跡が残っていたが、周囲には誰もいない。
佐吉に直接頼まれた平次は、八五郎へ調べを頼む。
不可解な状況で起こった殺人事件に、平次の明智が光る。

感想

不可思議状況の演出に全振りした話です。
ミステリーとしては弱めですが、演出の良さがあります。
また、万七の出番が多かったり、石原利助の縄張りの事件の為、お品にも活躍の場があるのも嬉しかった。
事件の解決だけではなく、犯人の心情にも寄り添う平次の本領が発揮されていました。

映像化作品

映像化は一つあります。

大川橋蔵・主演 第11話「雨の中の男」(1966)

大筋は原作に沿っていますが、主犯の変更や人間ドラマの追加を行っています。
原作の人間関係は動機の為の背景で、メインは不可思議状況にありましたが、ドラマ化にあたり人間ドラマを大幅に増加しています。
原作にいない人物もおり、原作既読者にも真犯人がすぐに分からないように改変していました。
万七も比較的出番があり、お品もしっかり登場します。
また、原作では雪の降る夜ですが、ドラマではタイトル通り雨の出来事になっています。

ゲスト出演者

 岩造/渡辺文雄
 お駒/田村奈己
与次郎/坂口祐二郎
 お市/翠準子

大川橋蔵版レギュラーキャスト(当話出演者のみ)

 銭形平次/大川橋蔵

  八五郎/佐々十郎
   お静/八千草薫

三輪の万七/藤尾 純
   清吉/池 信一

   お弓/鈴村由美
   お品/宮園純子

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