最近読んだ絵本感想『おじいちゃんとパン』『てんさらばさら てんさらばさら』
たな『おじいちゃんとパン』パイ インターナショナル, 2017
読むと確実に食パンが食べたくなる絵本です。
孫が小さいころから大人になるまでの祖父との温かい交流が描かれており、その思い出にはいつも祖父の好きな甘いペーストやジャムを塗った食パンがありました。
ジャムやクリームを乗せた食パンは大好きなので、お爺ちゃんの食パンバリエーションの数々に惚れ惚れとしてしまいます。
二人の何気ない、だけど大切な交流と美味しそうな食パン描写にお腹も心も満たされる一冊です。
作:わたり むつこ 絵:ましま せつこ『てんさらばさら てんさらばさら』福音館書店, 1983
未確認生物(UMA)と呼ばれている生物の中でも、とっても身近な存在であるてんさらばさら(ケサランパサラン)。1970年代後半にブームとなったことを覚えている人もいるかもしれません。
てんさらぱさらには、「見つけた人は幸せになれる。正し他の人に見つからなければ」という言い伝えがあります。
本書はそんな言い伝えをストーリーとして利用した絵本になります。
てんさんばらさらが雪のように舞う風景がとても綺麗な本書を読んで、幸せの感じ方について考えてみるのも良いかもしれません。