笹沢左保『結婚って何さ』(1960)紹介と感想
笹沢左保『結婚って何さ』徳間書店, 2022
あらすじ
上司に理不尽に叱られた遠野真弓と疋田三枝子は、その場で会社を退職した。
その日は飲み潰れてやろうと入った三件目のバーで、見知らぬ男と一緒に飲む事になり、流れで三人で旅館へ宿泊した。
しかし、次の日の朝には男は首を絞められ殺されていた。
部屋の鍵はかかっており、犯人として捕まる事を恐れた二人は現場から急いで逃げ出す。
事件を追うための僅かな手掛かりは、男が持っていた名詞と切符だけ。
次々と現れる疑惑の死の先にある真実と