友達が作れない

私はお酒が飲めない


この歳になると、人と新たに出会うのも、気を許した人と会うのも
アルコールがついて回るようになってしまった。

「付き合いで1杯」
これができない私にとって、
いわゆる飲みの場はつらい出来事の方が多い。

「酒の場は無礼講だから」
「お酒を飲んだら普段言えないことも言える」

くそくらえだと思っている。
全員くたばれと思っている。


それは、本当のことを言える場があって、そこで勇気を出せる人間が
心の底から羨ましくて、妬ましいから。

普段から思ったことを飲むやり方で人間関係を構築してきた私からしたら。
ずるい、と思ってしまう。


最近、未来について考えられるようになった。
そんな時にふと思ったのである。

「今後、心を許せる人間に出会えるのか問題」
である。

自分の物差しがおかしい自覚が数年前。
無理やり物差しを正しく作り替えようとしていたのが1,2年前。

物差しが完璧に合う人なんて、この世にいない。
それがわかってきたのが、最近。


ここでの問題は、
「酒の場で心を開けない人間」はいつ人に心を開くのか、だ


ガキの頃は、好きなものが一緒なら友達だった。
一緒に公園にいたら友達だった。


年甲斐もない。本当に恥ずかしいけれど、
今はもう友達のなり方なんて、
心の許し方なんて、
やり方で考えてしまうお堅いアタマに出来上がってしまった。


でも、為したいこともある。愛されたくもある。誰よりも。


自己分析と内省が終わり、
私の思春期が終わる日は来るのだろうか。


だって今の私は
「友達がいない、だから友達が欲しい、けどお酒は飲めない」と言う
駄々っ子である。


でも絶対に飲めないのである。
飲みたくもないのだ。


では、どうしていくのがいいのか。
そこを見つけるのが今後の私の課題である。
有識者がいればせひ教えを請いたい。

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