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ハイエンドに迫るPixelの勢い(Pixel 7aレビュー)

5月14日にGoogleストアでPixel赤のエンタメパックを手にしてから約1ヶ月ほど使用してみてのレビューを記します。
もう売却したので今手元には残っていませんが、かなり印象的なスマホでした。


数量限定赤のエンタメパック

まず、購入した赤のエンタメパックについて。
これ定価62,700円そのままで赤色(コーラル)の新色を購入するだけで、YouTube Premium一年分とピクセル限定ケースが付属してきます。
あと赤には関係ないけどGoogleストアのクレジット10,000円分がプレゼントされます。

これ控えめに言ってやばいですよね。
・YouTube Premium月額1,180円(年額プラン11,800円)
・ピクセル発売記念限定ケース(3,300円相当)
・Googleストアクレジット10,000円分
単純合計すると25,000円くらいお得です。
このキャンペーンを手にするだけでセール中のOPPOやXiaomiよりも安く機種を買うことができます。しかもそれらよりもかなりサクサク動きます。
しかも、Googleのピクセルは自社下取りがかなり太っ腹な印象。
SIMフリースマホでとりあえず繋ぎで一台ほしいって人にはおすすめです。

では、実際の細かい部分のレビューを行います。
比較は、以前使っていたiPhone13無印です。
価格は30,000円以上違いますが、iPhoneから勇気持って乗り換えできるかどうか、というテーマを基準にしてややハードルを高くして見てみます。


  • 見た目の印象

今回購入したコーラル色(手前)

背面は光沢のある強化プラスチックで、ガラスのように綺麗です。カメラバーがアルミ素材になったので、かなり質感が高くなったように感じます。
7や7proなどと比べてカメラバーの出っ張りが低いので、ほとんどフラットに見えます。ケースを付けて使用しても出っ張りが気にならないほどだと思います。


  • 手に持った感触について

片手に収まる大きさ

パッと持った感触は割りと小さいなという感じでした。
iPhoneと比べても決して大きすぎるということはなく、片手操作がギリギリできる大きさでした。
ただ、少し重さが気になりました。
iPhone13は173g、ピクセル7aは193g
一般的にやや重たいとされているiPhoneより20gも重かったです。6.1インチというディスプレイサイズでみるとかなり重たいほうだと思います。
これは前作の6aより15gも重たくなっているので、重さを重宝する人にとってはかなりのネックポイントかなと思いました。


  • ディスプレイについて

ディスプレイは6.1インチのOLEDです。今回から廉価版なのに90ヘルツのリフレッシュレートに対応したということもあって、かなり滑らかに動きます。かつ繊細で細かい部分まできれいに表示してくれるなぁという印象を抱きました。
リフレッシュレートについてはiPhone無印では60ヘルツまでしか対応していないので、特段気にしないよという人はバッテリー保ちを重視して60ヘルツで使用してもいいかもしれません。というのも、スクロール比較してみると明らかに90ヘルツのほうが滑らかに感じますが、普段使っていて気になるレベルではないと思います。正直、比較してみないと違いがわかりませんでした。それよりもディスプレイ輝度であったり、明るさ調整のUIのほうがかなり気になります。その点、iPhoneは無印であってもその辺はかなり優秀で、ディスプレイの見やすさ、繊細さという点においてはトップレベルにいいです。ピクセルはピクセル7無印と比べても廉価版と感じさせないくらいには綺麗でした。


  • 処理速度について

廉価版であってもピクセル7aは従来機と同じCPUを採用しています。TensorG2という7、7proと全く同じコアを搭載しているため、処理能力はかなり高めです。原神やポケモンユナイトなどの重めのゲームなどをプレイしなければサクサク動きます。
AnTuTuベンチマークスコアで計測してみたところ、約70万点超えを平均で出してくれます。一世代前のSnapdragon800番代と同等レベルです。iPhone13は80万点超えくらいなので、約10万点の差でした。といっても、ほとんど日常使いでは差を感じないレベルです。本格的なアクションゲームはプレイできないわけではありませんが、若干不安かな、という感じです。
重めのブラウザを開く程度ならサクサク動いてくれます。Googleマップもかなり応答性が高い印象でした。廉価版でこれなら十分でしょう。


  • カメラ性能について

カメラは前作と比べて広角カメラの画角が広くなったので撮影がしやすくなりました。画素数が大きくなったのは正直違いを感じるレベルではありませんでしたが、広角・超広角ともに画角が広くなっただけでかなり違いを感じることができました。
あと、撮影ボタンの応答性が大きく向上しています。連続して撮影するシーンで役立ちます。余談ですが、ピクセルの撮影音って控えめでめっちゃ好きです。ギャラクシーは大きすぎて周りの人に振り返られるのであまり好きではないです。控えめが一番。
iPhoneと比べるとやはり暗所での撮影に差が出ます。無印でも大きく違いを感じるのでProだともっと感じることでしょう。暗い部分だと解像感が全然違います。iPhoneのほうが圧倒的にきれい。
カメラを重視するのであればピクセルPro版一択です。iPhoneでもいいでしょうね。Proならなおさらです。


  • バッテリーについて

バッテリー持ちは可もなく不可もなしって感じでした。めっちゃ持つって感じでもないし、気になるレベルでもありません。バッテリー容量が4385mAhと大きめでありながらCPUがTensorG2なのでもっと持つかなって思ったけど、意外とそうでもありませんでした。


  • 認証操作について

ピクセル7aの指紋認証

自分が一番スマホで重要視するポイントがこれです。iPhoneの顔認証との相性が悪すぎてこれが理由で売却したといってもいいでしょう。今回のピクセル7aは6aから進化して顔認証に対応しました。顔認証はインカメラを使用したものなのであまり期待はしていませんでしたが、かなりサクサクで満足しています。肝心の指紋認証もめちゃスピーディで何の不満もありませんでした。ピクセルの指紋って制度が・・・ってレビューが多くて気になっていましたけど、今回はかなり改善されたようでよかったです。以前使っていたOPPOも爆速でしたけど、同じくらいのスピードで解除してくれます。位置も結構高めに設定されておりこれも満足しています。解除率もほぼ100で言うことなしです。


  • 付加価値について

ピクセルは前回に増して付加価値もりもりです。
・おサイフケータイ対応
・防水防塵規格IP67
・デュアルSIM(eSIM)対応
・急速充電(最大30W)対応
・ワイヤレス充電対応
なかでもワイヤレス充電に対応したのが大きなポイントです。Qi充電器に置くだけで充電が可能です。ただ、ワイヤレス充電は最大5Wとなるため充電速度はかなり遅めです。使えるだけでありがたいですが。これが重量増の原因になっていると言われているため、賛否あります。


まとめ

かなりコスパが高いです。とりあえずの一台としてベストバイだと思います。スマホでゲームをたくさんプレイしない人であれば、おそらくほとんどの人がこれで満足できると思いました。肝心のiPhoneからの乗り換えですが、カメラにこだわりがそこまでない人、そこそこの大きさで安い機種を探している人であり、iPhoneのフェイスIDにあまり好感が持てない人にはかなり乗り換えをおすすめできます。あくまで無印との比較にはなりますが、重量や大きさにそこまで違いがないので使用感、手に馴染む機種だと思います。ピクセルの独自機能「消しゴムマジック」「自動翻訳機能」「文字起こし機能」など自社開発の機能もバリバリ使えます。あと、メーカーがGoogleなので、やっぱりよくわからないメーカーのスマホを使いたくないや、ってかたにはおすすめしやすいですね。

使ってみてかなり本気度が伝わってくる一台でした。
そもそもキャンペーンが意味不明でオトクすぎる。笑
今はもうキャンペーンはやっていませんが、このご時世にこの機種を62,700円で買えるなら買っておいたほうがいいです。(一個人の感想)


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