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Youtubeを勉強に使う人の話

あまりnoteは書くつもりなかったけれど、一応文字に起こして自分の感情と考えを整理したいと思って書いてみた。

1.Youtubeを勉強に使う人


Youtubeを勉強に使う人の話をここ2,3年で聴くようになった。やれ、誰誰の歴史まとめは分かりやすい、誰誰のお金の話はためになる、誰誰のニュースまとめはわかりやすいなど。
自分はそういった用途でYoutubeは観ない。もっぱら娯楽、ゲームの動画とか趣味の動画とか。

で、この記事を書こうと思ったのが、友人にこの動画いいよ、と動画を進められたからだ。
その動画を見てみると、高速でおじさんが話しながら可愛いポップな絵がくる動き
「これは有料級の内容です」など謳って、税金対策の説明をしていた。

正直内容は、とてもじゃないけれど、良いものではなかった。
税金に関しての知識は本をニ、三冊読んだ+仕事の先輩の話を聞いたぐらいで対して詳しくないが、そんな自分でも明らかに、間違っているとは言わないまでも、視聴者を舐めた内容だった。

2.Youtubeが勉強に適さないと思う理由


自分がYoutubeが勉強に適さないと思う理由は以下だ

 - 投稿者がコメントを非表示にするなど操作ができる
正直言うとこれが一番の理由だ。コメントを非表示出来るので、間違いを指摘するコメントは全部カットできる。動画外のSNSでこれは間違っているなど指摘しても、Youtubeで直接動画にたどり着いた人には、届かない。
Youtubeの動画上に残るコメントは彼らの動画を称賛する声ばかりだ。カリスマ的Youtuberにとって無謬性が保たれるのも彼らがYoutubeを使う理由なんだろうと思う

 - 本を読めば良い
何かを勉強したいと思ったとき、Youtubeで要約したものを読むよりも本を読むのも良い手段の一つだと思う。Amazonのレビューなど見たり、その筋に詳しい人から本を紹介してもらえれば、確かな情報は得られるし、何より「要約」では抜けてしまう箇所も抑えることができる。
昔人から聞いた「ある分野に詳しくなりたければそれに関して書かれた本を三冊読んで、二冊以上に書かれた内容を追求すればある程度重要な知識が抑えられる」という言葉も若干乱暴だとは思うがおおむね理解はできる。

 - 動画一本で満足してしまう
○○まとめ、のような動画が溢れているので、あくまでその動画で知った気になって満足してしまう危険性は十分にある。知識はあくまで何か一つの動画を見ただけで、本を読んだだけで、講義を受けただけで、完璧なものが身につくものではないし、正しい情報にも間違った情報にも触れてこそ認識が深まるものではないかと思う。

3.なぜYoutubeを選ぶのか


なぜYoutubeを選ぶかという疑問がある。正直推測だが、彼らは活字を読むよりも人が身振り手振り説明したり、図が効果音とともに踊りながら説明してくれたほうが分かりやすいのだと思う。
そうでなければ、放送大学でもなんでも、他に動画で勉強する方法はある。

少なくとも、娯楽の動画を見るような感覚で、楽に正しい知識が得られるというのは観ている人のエゴだと思う。
そこにはもちろん、広告がたくさん張り付けられているし、オンラインサロンや書籍の紹介、もしくはステルスマーケティングなども存在する可能性もある。
彼らは善意で知識を無料提供しているのではなく、視聴者の知識欲(+怠惰)を搾取してメイクマネーしてるだけだ。

4.政治的にも


この話はもちろんQAnonなどの話にも通じる。Youtubeはあくまでファクトチェックなどはないため
多くのQAnon信者などはYoutube動画をきっかけに陰謀論を信じてしまったという話もつい先日の話だ。
もちろん、QAnon関連の動画は禁止されたが、このようなYoutubeで勉強をする人、した気になった人が今後、社会的に大きな問題になってしまうこと可能性も十分にあるだろう。

5.こうなったらよいのにな


今後、Youtubeの教育系コンテンツはこうなったらいいのにという単なる思い付き

 - 教育系チャンネルなどは認可性のコンテンツに
 - 政治団体などによるステルスマーケティング禁止
 - ファクトチェックや通報機能追加、数回繰り返すと「この動画の内容は正確でない可能性があります」などのコメント表示
 - 直接の誹謗中傷以外のコメントを投稿者が削除できないようにする

あくまで情報などは数年たてば間違いになる可能性もあるし、難しいところではあるが、健全な場になってほしいと思う。
もちろんこれがYoutubeに機能として搭載される可能性はほぼゼロなので、これくらいSNSなどが現れたらそれは価値があるかなと。
教祖を崇めるような場ではなく、自立した自分で考えられるコミュニティになればとても有益な場になると思う。


6.まとめ


以上、感情に身を任せた殴り書きでした。失礼しました。

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