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第12回クリエイターEXPO(出展感想)

2023年6/28〜30に東京ビッグサイトで開催された、クリエイターEXPOに参加してきました。

クリエイターEXPOとは?
実際に制作をされるクリエイター本人が出展する、商談のための展示会です。
イラスト、映像、音楽、書道、デザイン、写真など10個のゾーンに分かれており、普段ではなかなか出会うことのできない〝クリエイターに直接依頼をしたい企業″と〝自分自身を売り込みたいクリエイター″が直接出会い、 相談/依頼-提案/受注 ができます。(公式サイトより引用)

クライアントとなる企業様や、普段お世話になっている企業様に直接お会いできるのが、クリエイターEXPOです。
クリエイターは、それぞれブースを契約し、3日間出展し、商談をしたりポートフォリオを持ち帰って頂いたりします。

普段これほどたくさんのクライアントにお会いできる機会はなかなかありません。企業の担当者様も、「クリエイターを探す」という目的で来てくださっている方が多いので、とても良い出会いの場なんですよね。


この記事では、出展した感想を書いていきたいと思います。
準備編については長くなりそうなので、また別記事で書こうと思います。

会期前日・ブース設営

会期前日、6/27に上京し、ビッグサイトに向かいました。

ブースに送った大量の荷物は届いているのか…ドキドキしながら向かうと
時間指定より早めに全部届いていました!(良かった!)

クリエポの運営側からの案内で契約できるプラスカーゴさんという配送サービス会社さんに頼むと、家に集荷に来てくれ、指定の日にブースに届けておいてくれます。今回、集荷の日までに荷物を準備し切れなかったので、後から追加でヤマトさんにも頼みました。

ブース到着後、設営をします。
お隣のブースの方と挨拶をし、暑いですねと喋りながら設営。
4年ぶりなので、タペストリーをどうやって掛けてたっけ??と全てを忘れていながら…なんとか汗だくで設営が終わりました。

(2時間はかかったかと…話とかしていると楽しくて作業忘れますよね)


この日は設営後、学生時代の友人と待ち合わせ、新橋のビアバーで美味しくビールを頂きました。(ビール大好き!)


クリエイターEXPO会期中〜


今回、ビッグサイトから一番近いホテル(東京ベイ有明ワシントンホテル)に泊まりました。
一緒に出展したイラストレーターさんに教えて頂いてこのホテルにしたのですが、朝から通勤ラッシュにもまれるのは辛いので本当に近くのホテルにして良かったです。

会期中は10時から会場オープンなので、それより少し前に会場に行き、準備をします。今回、ポートフォリオを2種類作ったのでそれらを並べ、実績物を並べます。

タペストリー・子ども向けのポートフォリオ・名刺のビジュアルを揃えて、目につきやすく記憶して頂きやすいようにしました。

ポートフォリオをなぜ2種類作ったか?

今回、ポートフォリオを2種類作って配布しました。

今回ずいぶん悩みながら作りました。何しろ久しぶりの出展なので、データでないポートフォリオを作るのも久々です。

子ども向けのお仕事実績が多くあるけれど、最近「かわいいタッチの大人」やシンプルタッチのサンプルもいくつか描いていて、それを見てのご依頼も増えてきている。今の私の場合あまり絞りすぎてももったいない気がするし、どうしたものか…と考えました。
子ども・かわいいタッチの大人・風景・動物・線画・モノ…全部を一冊に詰め込みすぎてもわかりにくくなる気がしました。

そこで閃いたのが、「子ども向け」と「大人・風景・動物・シンプル線画」を2つに分けて、それぞれポートフォリオを作ろうということでした。

・どちらを持ち帰って頂くかで需要を知ることができる
・子ども向けのイラスト、大人向けのイラストの両方の需要に応えることができる

のでは?と、2冊作るという試みをしてみました。
それぞれ300冊発注したので、料金は2倍、配送料も2つ分ですが、思いついてしまった面白い試みなので、実行にうつすしかありませんでした^^


ポートフォリオを2冊作ってどうだったか?


どちらのポートフォリオが持っていって頂けるかなと思って並べていましたが、
2種類あるということが意外と伝わりにくかったらしく(表と裏と思われた方が結構いらっしゃったよう)、つい、手を伸ばしてくださった方に「2種類あるのでよろしければ両方お持ちください〜」とお声掛けをしたため、両方同じように減っていきました。笑
最終的には子ども向けの青い冊子が全て配り終わり、大人向けの方が5冊ほど余りました。予想以上に持って帰って頂けて嬉しかったです。

今回、「保管したくなるポートフォリオ」を目指して紙の厚さや手触りにもこだわりました。
・表紙:アラベールウルトラホワイト130kg
・中身:上質紙135kg
で作成。グラフィックさんに発注しました。

なかなかのお値段かつ2種類作るから金額は2倍です。
ですが、「大切にとっておきたくなるポートフォリオを作りたい…!」ということを決めていたので、清水の舞台から飛び降りました。(本当は注文するのを3〜4日悩みました^^;)

自分自身が、手触りの良い紙がとても好きで、大切にとっているし何度も触れたくなる…というのをすごく自覚していたため、思い切りました。
紙の風合いが良いと、そこに描かれているものにもその雰囲気が漂います。
上質で、丁寧な時間がそこに生まれます。

紙の力って本当すごいんですよね…!

今回それを感じたくて、紙にこだわったポートフォリオを作りました。

16ページと20ページの割と厚いポートフォリオになったため、「これ、頂いていいんですか?」と複数のお客様に聞かれることに…!
逆に気を遣わせてしまい申し訳なかったですが、それだけいい感じの立派なポートフォリオになっていたと思うことにします。


商談・名刺交換などについて


今回、80名近くの企業様と名刺交換させて頂きました。
これまでお仕事を頂いてきて、実際にお会いしたことのなかったクライアント様や初めてお会いする企業の担当者様とご挨拶させて頂きました。

普段なかなか直接顔を合わせてお話しすることがないまま何年もお仕事をさせて頂いている担当の方もたくさんいらっしゃるので、思わず「わぁ〜!」と感激の声を上げてしまったり…!

どんな需要があるのかや、どんなことを企画しているのか、など直接お会いしてお話しする中でしか聞けないお話もあります。

やはり、人の目を見て、空気感を共有して、笑って、という時間はとても大事ですね。それだけでも、出展する意味が大いにあるなと感じました。

展示物のどこを見てくださっているのかや、何が目に留まりやすいのか、気にいって頂けたのか、も直接伺うことができるのが醍醐味ですね。

これらのパネルを見て、「柔らかいタッチの俯瞰図描けるんですね」であったり「大人を親しみやすいタッチで描ける人を探しています」と言ったご意見も頂けました。
ごちゃごちゃにならない範囲で描けるものを効果的に見せるというのも良いかもしれないなと思いました。

周りの出展者さんたち


今回、仲良くしてくださっているイラストレーターさんお二人と関西から上京し、
近くのブースで一緒に出展させてもらいました。

久しぶりにお会いしてお話しできるのも楽しかったですし、周りの初めてお会いするイラストレーターさんもすごく良い方ばかりでした。

普段1人で仕事をしているし、1人が好きな方なのですが、こうやって同じ仕事をしている人同士でできる会話、お互いの良いご縁との出会いを喜べる関係性っていいものだなぁと改めて感じました。
周りの方のおかげで3日間楽しく過ごせました。

HSP的視点から感じたこと


前回の記事でも書きましたが、割と強めのHSPなので、たくさんの人と一気に関わるととても疲れてしまう方なのですが、お仕事のクライアントさんや、優しい方々とであれば大丈夫なんだなぁということも発見でした。

帰ってきて、「疲れたでしょう」と声を掛けてくれた身近な人たちもいましたが、今回はいつものような人混みに行った時のような疲れは全くなく、逆に気づきと元気がもらえた出展になりました。(本当に自分にしては珍しいんです、帰ったら倒れるくらい疲れるかなと思っていたのですが。)

自分の特性(HSP)を知りつつ、新しい体験には先入観を入れずに感じることが大事ですね。(私は大勢の人が苦手!だから関わらない!とかじゃなくて。)

とはいえ、会期中もあまり無理せず、ブースに来てくださった方との時間を大切にしようと思って過ごしたので、結果的には精神衛生上もとても良い状態で終えることができました。

周りの人との関わり方においては、自分の特性をよく知っておくととても良いですね。

会期中、クライアントの方からとんでもなく嬉しい言葉を頂けたりして、本当に泣きそうになったりもしました。
そんなふうに思ってくださるクライアントのためにも、これからも誠実に仕事をしていきたいと思った次第です。

終わりに


とても長くなりましたが、クリエイターEXPOのレポでした。
また準備編についても書いていきたいと思います。
ここまでお読みくださりありがとうございます。



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