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出産、育児、起業、資金調達を受けずにメタバースをつくる、そして5周年を振り返る

はじめに

2022年の7月で丸5周年を迎え、6期目に突入しました。
創立記念日は毎年忘れないように七夕にしました。
起業した時は、6年目のことなど想像もしていませんでしたが、なんとか6年目を迎えることができました。
ここまで来るのはあっという間にも感じます。
また、まだまだ何も成し遂げられていないことにジレンマも感じます。


私は、2015年に第一子を出産し、息子が2歳になる前の2017年に起業しました。
お子様のいらっしゃる方だとわかっていただけると思うのですが、このタイミングでの「起業」は覚悟がいるものでした。
幼稚園の送り迎え、育児、家事、そこに仕事+経営が加わります。

それでも私が実現したかった事の一つ
「エンジニアやクリエイティブな職業の成長を最適化したい。もっと自由に楽しく働ける環境を作りたい」

というものでした。

5周年という節目を迎えましたので、過去、現在、未来について書いてみようと思います。


弊社の紹介

株式会社m-Labはエンジニア出身の夫婦二人で起業しました。
現在7名のメンバーで、メタバース イベントサービス V-expoをつくっています。
私たちは資金調達を受けず、自己資金でサービス開発をしてきました。


資金調達を受けない選択

最近では、自社サービスで売り上げが立つようになりました。
しかし、ここまでくるには長い年月がかかりました。

私たちは5年間ずっと受託開発で売上を立てながら、自社サービス運営資金を捻出してきました。

それは、正直なところ決して簡単ではなく、苦しいときも多々ありました。

そんな中で、時に今やってることは意味があるのか迷うことがありました。

同じ時期に起業したスタートアップが資金調達を受けて、
日経新聞に掲載されいる記事を見ると、資金調達をしなければ成功しないのではないか、と悩みました。

また従業員にとって、資金調達を受けてメンバーを増やした方が楽だろうか、
大手企業の資本が入っている会社に勤めている方がメンバーのステータスになるのだろうか、
と考えたりもしました。

(資金調達を受けていないので、聞いた話や学んだ情報にはなりますが、)
外部から資本を入れるということは、
外部からの意見を取り入れなければいけない場面も多々でてきます。
やりたいことより、利益を重視しないといけない場面や、チームの意志とは違う行動をしなければならないこともあると思います。
もちろん、それが会社にとって大きなメリットにもつながる可能性はありますが、
チームメンバーのモチベーションを削いだり、
チームを壊してしまう可能性も往々にしてあります。

そして、メンバーを増やしても、それだけアウトプット量が増えるわけではありません。
コミュニケーションコストが増え、ルール化しないといけないことが増えます。


そういった側面を考慮し、
資金調達に踏み切るとこはできませんでした。


成長できて自由に楽しく働ける環境とは

5年間、エンジニア・クリエーターが成長できて楽しめる環境を模索し続けてきました。

私がエンジニア時代に欲しいと思っていた環境は2つでした。
1、興味があることを実務でやれる環境
2、仕事に集中できる環境


1は、エンジニアやクリエータが自身の市場価値を高めるににはとても重要な要素です。
私たちは、未経験に近い状態で採用し、それぞれのキャリアのロードマップを組み、自分達がやってきたトライアンドエラーのやり方をレクチャーしてきました。
また、そういった環境を常に提供できるように、自社サービスにも積極的に最新技術を取り込んだり、受託開発でもメンバーのモチベーションが上がるような仕事を選んできました。

そして、メンバーたちは細かい指示がない状態で、自分で考えて自分のタスクとして落とし込むことをやってもらいました。

どのように動いたたら正解なのか迷ったりすることもあったと思いますが、試行錯誤しながらそれぞれのやり方でアクションしてくれました。


そして、2についてですが、
仕事に集中できる環境づくりは、
意外と実現することや継続していくのが難しいことだと思います。

私は長年エンジニアをやってきて、少なからず常にストレスがありました。

なぜかというと、
エンジニアやデザイナーは個人のスキルでいきる職種と思われがちですが、
良くも悪くもガッツリチームで動くお仕事です。
細かいインターフェースのすり合わせなども多く、チーム全員のアウトプットが一つになり、サービスが出来上がります。

よい状態のチームで作るサービスは最高のものが出来き、逆も然りで、チームの雰囲気はガタガタになると、個人が最高のパフォーマンスが発揮できず、サービスの品質が下がるのではないかと感じています。


私たちの会社は、
ゼロからの組織作りに興味があるメンバーが集まってくれています。
お互いを尊敬・尊重し、仕事がしやすいコミュニケーションの取り方などを常に意識してくれていています。

それは毎日家族より一緒に過ごす時間が多い中で、一人一人が心がけないと難しい部分なので、個人の努力の賜物だと思います。

また、その心配りはサービスを使う人への心配りへと現れていくような気もします。


目標は達成できたのか

システム開発の現場では、殺伐としていることが多いのが現実ですが、m-Labはとてもいい状態になっていると思います。

彼らは、私自身がプレイヤーとして開発していた時代よりもはるかに個の力が強く、彼らを見ていると、エンジニアやクリエイティブな職業の成長を最適化したい。という起業時に掲げていた目標は達成できたのではないかと思っています。

また、メタバースという、他社が巨額な資金調達をして成し得ているものを少人数で開発できているのはその証拠であると思います。

最近では毎日お問合せをいただき、チームを拡大していくフェーズに入ってきました。
拡大しても現状のチームの状態を維持、進化させていくのが今度の私たちのトライになりそうです。

そして未来

エンジニア、クリエータは裏方として働くイメージが強く、今ひとつ達成感が得られにくかったり、キャリアのロードマップが形成しづらくも感じます。


「エンジニア」や「クリエータ」を主役として活躍してほしいと思っています。
私たちの更なる夢は、こうして一緒に走ってきたメンバーが起業するところまでサポートしていきたいと思っています。


起業する時の労力や不安をサポートし、ノウハウを共有して、資金調達を受けた時と同じ効果を得られるように、m-Labをのグループ会社としてスタートできるような形を想像しています。
失敗しても個人の経済的なダメージはノーリスクになるような仕組み化を作っていきたいです。
次の5年で実現できるように私達は挑戦していきます。

まとめ

資金調達を受けなくても小さい企業に光が当たることはあります。
私たち夫婦は日経新聞社に取材していただきました。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQODB021OX002122020000000/


メンバーの一人も日経新聞社に取材していただきました。ttps://www.nikkei.com/nkd/company/article/?DisplayType=1&ng=DGXZQOUC16CSO0W2A610C2000000&scode=4484


また、もう一人はnoteでバズり、エンジニア界隈では有名人です。
https://note.com/myhobby/n/nfd86c054b001


そして他のメンバーもひとりひとりが超重要で、欠けたら困る大切な存在です。


そして
まだまだ小さい私たちと、
お取引してくれる企業はたくさんいらっしゃいます。
7月後半もたくさんのイベントを開催予定です。

「メタバース愛(アイ)ランド」

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https://v-expo.jp/event/20220722


新しい明日との出会い展

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https://v-expo.jp/event/20220728


メタバースで気軽に楽しく出会える!LOVE FES メタバース

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https://machicon.jp/events/DNLaCv/



さらに
私たちには澤円氏という最高の顧問がついていて、
いつも最高のアドバイスをくれます。
経営者としてまだまだ未熟で視点が狭まりががちな私たちに、いつも気づきを与えてくれます。


起業6期目の私たちは、 チームメンバーやお客様に恵まれて、楽しんで仕事をすることができています。
メタバースを通じて新しい感覚・新しい世界観を提供し、たくさんの人を喜ばせる、そして一緒に走ってくれる仲間に恩返しする
そんな6期にしていきたいと思っています。


そんな私たちですが、この想いに共感し、イベント運営をサポートしてくれる仲間を探しています。

「メタバースに興味がある」「メタバースの未来を信じている」方であれば、イベントの運営未経験・副業でも大歓迎です!


好きこそものの上手なれ です!

もしご興味が少しでもあったら、気軽にTwtterのDMでご連絡いただければ嬉しいです!


それでは、
私たちの今後のV-expoに乞うご期待ください!


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