【所得と価格と割引】
お金の話、不思議に思っていること。
所得が低いからなるべく出費を抑えるために安いモノを探したり、モノを比較する時に値段での比較を重視したり、タイムセールに並んでみたり……定価があれば割引されているモノに反応するし、赤い文字みたら興奮する。自分もそうだったし、今でもそうだ、否めない。
個人でもそうだし、企業でもそう。資本の少ない企業は仕入れの予算も低いから必然的にそこで予算内であれこれすることに重きをおいて考える。
でも、モノの価格には絶対的な法則がある。それは多く購入した方が安くなるということ、もしくは多く購入したほうがより良いサービスを受けられるということ。
これはけっこう分かっていてもどうしようもなかったり、諦めるポイントだったりしないかな。
例えば個人で食材だったり飲み物だったりを購入するとき、箱とかケースで買った方が安くなる場面が多々ある。それは企業でも同じで、大量に購入する方が値段交渉もしやすいことが多い。チェーン店の値段設定が個人店より安い理由はそこにあったりもする。
クレジットカードの年会費なんかもなんでそんな高いの、ってドン引きするようなこともあるけど、付帯されているサービスをじっくり観察してみると、あれ、結果的に得じゃねってパターンも実はけっこうある。
資産、資金、資本ってのは多いに越したことはないし、多い方が……あれ?違和感、書いていて思う、多い方が有利……当たり前にそうだけど、ローン組んだら金利分余計に払うのは分かってるけど、一括で買うほど余裕がなければローンを組まないと家や車は買えない……あれ?それってつまりお金持ちの方が安くモノを買ってるってことだよね。
このシステムの矛盾。所得が低いほど全般的に高値でモノ購入していて、所得が高いほど安くモノやサービスを購入している。それが当たり前と誰もが認識しているのに違和感を覚えてないことに違和感を感じる。当然のように受け入れているのってなぜ?
だからシステムを変えましょうは難しい。それはもう間違いなくそう。だってそのシステムを構築している政治を支配しているのは富裕層なんだから。
できることはなんだろう、高所得者のマインドをマネしてそれに倣うことぐらいしかないのかなとも思う。使える手段は団結ぐらいかな。共同購入とかってのはそういう気づきから発生して発展したんだろうけど、いまいち浸透していない感じがするな。逆に富裕層たちの方がガッチリ団結して富や利権をキープしているようにも見える。
所得が低いなら賢くなるしかないのかな。安いモノを安く買う方向性ではなく、いかに良いモノを安く買うかとか、そっちのベクトルで物事を考えないと、いわゆる養分として一生暮らさなきゃならんのかなってそういう話。
自分はそう、富裕層が一般人をカモるなら、富裕層をカモるようなビジネスの方が痛快かもなと最近は思っている。
あ、アヒルと鴨のコインロッカー面白いよね、あれ好き。
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