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部屋の温度はあなたのため
深夜。
インターホンが鳴り、ドアを開ける。
いつも通り、暑がりの彼のために部屋の冷房はガンガンにしておいた。
わたしは寒がりだから、この温度設定だと本当は軽めの長袖を羽織りたい。けどそうしないのは、少しでもいい女に見せたいという浅はかな考えと、どうせすぐに私も暑くなるだろうという少しの期待からだ。
部屋に入るなり、彼はわたしにキスをする。
期待通りの行動にわたしは少しだけ浮き足立つ。
深夜。
インターホンが鳴り、ドアを開ける。
いつも通り、暑がりの彼のために部屋の冷房はガンガンにしておいた。
わたしは寒がりだから、この温度設定だと本当は軽めの長袖を羽織りたい。けどそうしないのは、少しでもいい女に見せたいという浅はかな考えと、どうせすぐに私も暑くなるだろうという少しの期待からだ。
部屋に入るなり、彼はわたしにキスをする。
期待通りの行動にわたしは少しだけ浮き足立つ。