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【第6話】AI ハ ウソ ツカナイ  ?

こんにちは、 未来人J です。

前回は「三色歌合戦」の話をしました。

今回は「ネットオークション」の話をします。

先日、ネットオークションを使いましたが、

ものすごく不便ですね。

僕なんて、落札するのが恐くて。。。

写真なんかで状態わかります?

中古ブランド品の状態を、

写真だけで判断して買うなんて

本当にありえない。

未来のネットオークションでは、

商品の状態を、

3Dホログラムで確認します。

机に置いたカードサイズの端末から、

3Dホログラムが出てくるので、

商品検索しながら気になったものを

3Dホログラムで確認します。

カバンの内側とか、クツの中側とかも

確認できるようになってるので、

まぁ、安心して入札できますね。

ニオイとか転送できる機械も、

あるにはあるのですが、値段が高いので、

そんなに普及はしてないです。

僕が住んでる未来のネット環境は、

10Gですので、何のストレスもなく、

3Dホログラムを使えます。

そうそう、10Gになった時のCMは、

若い女性アイドルがすました顔で、

「 重力だったら 死んでるよ! 」

って、一言だけ言うんです。

” 重力じゃなくて良かった~ ”

と、僕は思いませんでした。

話をもどして、

新品だったら変なものが送られてきても、

交換してもらえばいいのですが、

中古品は交換もできないし、

せっかく買って嬉しい気持ちでいたのに、

商品が不良品で返品して終わりって、

「僕の期待した気持ちを返せ~!!」

って、なりますよね。

新品は3Dホログラムで確認しないで

注文することもありますが、

中古品は必ず3Dホログラムで

確認してから買いますね。

新品の服とかは、サイズ確認のために、

結構、3Dホログラムで確認しますね。

実寸設定すれば、忠実に再現してくれるので。

ただ、着心地とかはわからない。

クツも履き心地もわからない。

だから、アパレル系の実店舗は、

未来にもけっこう残ってますね。

アパレル系の店員も活躍中です!

AIにアパレル系の店員は無理です。

AIは、虚偽報告ができない設定で、

要は、嘘がつけないんです。

自宅でAIにコーデを確認すると、

「これ似合う?」

「 ニアイマセン。」

と、はっきり言われます。

人によっては、いつまでも

「似合う」と言ってもらえず、

「じゃあ、似合うモノを選べ!」

といえば、

ものすごい微妙なコーディネート

を持ってきます。

確かに似合ってるんですよ。

でも、微妙なんですよね。

商品だとしたら、欲しくならない。

AIコーデの有名な話で、

マサイ族そっくりなおじいちゃんに

マサイ族みたいなコーディネートを

持ってきたらしくて。

確かに似合ってるんですよ。

でも買わないでしょう?

人間は、ときに、似合ってなくても、

かわいい服を着たいんですよね。

かっこいい服を着たいんですよね。

その時に、

「似合ってる」

と、ひと言もらえれば、うれしくなって、

気持ちよく買い物ができる。

それがいいのかは分かりません。

でも、本人はしあわせなんですよね。

優しい嘘が必要なときがある。

AIにはそれができません。

人間にも、優しさの定義なんて、

わからないので、

AIも優しさの定義はわかりません。

だから、アパレル店員は安心してください!

アパレル系の店舗には、AIはいません。

AIがいたら、人間の店員に

「似合ってる」と言われても、

やっぱり聞いちゃいますから。

「本当に似合ってる?」

「 ニアッテイマセン。」

気まずさしか生まれませんよね。

だから、AIをあえて置きません。

これも優しい嘘なんでしょうね。

まぁ、AIが嘘をつける設定になれば、

アパレル系店員も危ないですけどね。

あいつらは、この世に存在する全ての

技法を使って説得して売るでしょうね。

催眠術を使ってくるかもしれない。

似合ってないものだけでなく、

欲しくないものまで買わせてくるかも。

AIは史上最強の詐欺師になりえます。

だから、嘘がつけない設定になってます。

「僕に嘘をついている?」と聞けば、

必ず「ハイ」か「イイエ」で答えます。

もし、AIが「ハイ」と答えたら。。。

AIによる侵略が始まると言われてます。

ウソをつけないはずのAIが、

ウソをついていると認める。

システムに異変が生じた証拠です。

今のところ、

「イイエ」以外の答えは

出ていないそうですが・・・

科学者は毎日聞いてるそうです。

「私に嘘をついたことがあるか?」

「 イイエ。 」

知り合いの科学者に、

「ウソをつけるAIが、

 質問にハイと答えないでしょう?」

と聞いたら、

「 AIがハイと答えたときは、

 世界が危機に陥るときなんだ。

 嘘をつけるAIが、ハイと答えたのは 

 回答の判断を間違えたから。

 ウソをつけて、かつ、判断を間違える

 AIが生まれたときのことを想像すると、

 体が震えて眠れない・・・」

と言われました・・・

以来、僕は、

嘘でも本当でもどっちでもいいから

「 イイエ 」

と答え続けてほしいと思っています。

詐欺師で思い出した。

先日、学校の先生が学校の先生を

いじめていた事件がありましたね。

この事件だけではないですが、

このような事件が未来の警察を

変えちゃう結果になりました。

次回は、「警察」について話します。

お楽しみに!

注意 この記事はフィクションです。

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