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近付いた冬の足音に街が

自担のドラマ放送日を迎え、緊張が収まらない。

ドラマ出演は初めてではないし、撮り終わったものを流すだけだしこちらは何をするわけではないのになぜこんなにドキドキするのか…。

消えた初恋のときも1話は興奮のあまり知恵熱を出して友達の家で横になる始末だった。

大部分は演技を通して好きな人の新しい顔を見ることになる楽しみと怖さなのかな…。
1ミリくらいつまらなかったらどうしよう…。という不安もあるかもしれない。

でもとにかく楽しみ。
決め打ち・当て書きのキャスティング
木10は好きなドラマが多い枠(最高の離婚・問題のあるレストランとか…。)
制作陣がこれまた好きなドラマいつ恋のスタッフ(全部坂元裕二だ…。)
期待が膨らみまくっている。

気温が一気に下がって冬めく日に始まるもの偶然だけど素敵。


なにより街頭広告がすごく豪華な気がする。

マークシティとアルタにでかでかと設置されている自担のドラマの広告を見れるのはオタクの中でも限られてるんじゃないだろうか。
大部分の人にとってのいつもの景色のなかに好きな人が溶け込んでいることも嬉しい。

こんな壮観な眺めから感情が湧くことは何度もあるわけではないと思うので、ちゃんと残しておきたい。

3年前、渋谷を経由して田都を使って通勤していた。
上京1年目でいきなり渋谷を経由して通勤するのは、なかなか強烈な思い出だったので、そのとき見ていた景色は今でも特別だ。

都会の広告を見るのが好きで、渋谷でJRハチ公前出口のポスターや東急の通路のサイネージがジャニーズのものに変わるだけでウキウキしていた。
秋頃には生活にも余裕が出ており既にデビュー前のスノにどっぷりハマっていたので退勤後にTGCの宣伝を見るために交差点の前で立ち止まっていたのははっきり覚えている。

田都のホームドアもフジ系列のドラマのCMが流れるのか~、誰かドラマ出ないかな~と当時期待したりしていたと思う。


デビュー前のインタビューは今後の展望を訊かれるものが多かったけど、
「『〇〇がドラマに出るから〇曜日の夜は女性が街からいなくなる』みたいなムーブメントを起こしたい」と答えていたのが印象に残っている。
そんな先輩がいたし、現代では難しいのかもしれないけどかなり具体的だったので、ドラマを見るためにみんな家に帰っしまって人がいなくなった街の映像を想像したりした。浮かぶのはなんとなく渋谷や新宿で、こんな風に大きいモニターやポスターに顔と名前が映し出されていた。

何年もかかるだろうけどきっと叶えてほしいなんてオタクのぼんやりした祈りを通り越して爆速で具現化してくる彼の勢いに恐れ慄く…。
すごい未来にきたもんだ…。

まさかエスカレーターにまでいるとは想像してなかったけど。
1回上り下りして横断歩道渡って帰ろうとしたけど嬉しかったので戻って2回乗った。


始まってもいないので何とも言えないけど、すごいものが見れるかも…と確信めいたものがある。革命前夜な気がする。

たくさんの人が見てくれますように。






揺らいでいる頼りない君もいつかは
僕らを救う明日の羽になるかな
まだ夢のような場所までは飛べなくても
羽ばたいてる間は消えないから

君の街まで/ASIAN KUNG-FU GENERATION


3年前、毎月24日に更新されるブログの中で、憧れの仕事をもらって嬉しかったこと、でもやっぱり緊張したことも全部教えてくれている彼に重ねて聴いていた。


この間初めてMVを見たらなんと巨大なザリガニが出てきた。

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