シリコンバレーの青い空 私が輝いてた頃... お話です。まだ続くよ~(^_^)v
私が世界最高のIT エンジニアだったその頃、シリコンバレーの入り口の会社でデータベース製品のディレクターとして大活躍していました。
一応ディレクターで偉かったので女性の秘書がなにかれとなく世話を焼いてくれました。この秘書が転職することになり、新しい秘書がやってくることになりました。(転職するのは私が何かしたからではありませんから...給料がいいとこへ行くという正当な理由。)
ある朝人事マネージャーが新しい秘書だといってつれてきたのは、頭つるっぱげのスカルヘアーで筋骨隆々の190センチくらいあるどこからみても男でした。
私はそれで思い出しました。
ちょっと前に幹部ミーティングがあり、人材採用の際は、性別年齢に差別なく手配するためにナマエ、セイベツ、人種は履歴書に書かせてはならずまた採用時も男女差別厳禁。またSFO地区は人口の3%がゲイであるため、雇用の際にもその比率を極力守るようにお達しがでていました。
そう彼&彼女は案の定ゲイでオネェでした。会社の方も私なら気にしないと思って押しつけたのです。私は、おおざっぱの上男でも女でも気にせず容赦しないのをよく知っているのです。
まあしょうがないので彼女?にアシスタントをやらせ始めました。
頭も気立てもよく気持ち良くなんでもやってくれるのはいいのですが、
何せ遅い。丁寧すぎて遅い。怒るとすぐ泣く…
そのためしょっちゅう私はバカだの愚図だのとののしっていました。終いにはつるぱっげの頭に輪ゴムを当てたりして遊んでました。そのうち明日はCEOに計画を出さなければいけないのに彼女は?肝心の収益計算をほとんどやっていないのがわかりました。
私は激怒してつるっぱげの頭にシャープペンを投げつけたところ、芯がつるっぱげの頭に突き刺さてしまいました。すると彼女?は泣きながらどこかへ行ってしまい、しょうがないので私が徹夜で作りCEOに何とか提出。許可をもらうことができました。
そして自分の部屋に帰ると、リーガルの社内弁護士が私のいすに座っていて「告訴されちゃったよ。しかも社内パワハラ事件第1号だよ!慰謝料と治療費で1万5000ドル請求されている。面倒だからここにサインして。もう君のアカウントから引いといたから。」
えっ…?
そのときから会社のみんなが私に向かって指を指して「ゲイの秘書をレイプしたんだって?」と大笑いの上話をてんこ盛りにしやがって会社内部どころかお客・パートナー先までの笑いものになってしまっていました。
後日談。先日SFOの空港で あの元秘書にばったりと出会いました。彼女&彼は感激してくれて凄い力でハグ。
「だいぶババァになったね」と言うと、「ひどい!」とあっという間に目に涙が浮かんできていました。
今日はおしまい?
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