本当に“先生”を必要としているのはどんな子だろう
「賢い子たちを教えるのは簡単なんだよ。すぐ理解してくれるし、伸びるのも早い」
僕の通っていたそろばん教室の塾長は自分の教育方針を話してくれた。先生はどんな生徒も(非行少年も、軽度の知的障害のある子も、おじいちゃんも)塾生として受け入れていた。
「できる子は、自分でも学べる。上手く先生を使うこともできる。大げさに言えば、彼らの先生は誰でもいいんだ。でも、本当に”先生”を必要としているのはどんな子だと思う?」
んー。当時(3年前くらい)の僕にはわからなかった。
「学校の先