夫婦で育休を取ってよかった4つのコト【夫育休日記】

 今日は夫婦で育休をとっているからこそ得られたメリットについて書こうと思う。

1.我が子の喜怒哀楽に最大限付き合える
2.子育てイベントにたくさん顔を出せる
3.育児本を図書館でたくさん読める
4.夫婦で共闘する事で結束感が得られる

1.我が子の喜怒哀楽に最大限付き合える

 多くの育児書や子育てサイトには「赤ちゃんが起きているときは、できるだけ笑いながら赤ちゃんの顔を見て会話してあげましょう!」なんて書いている。しかし、家事と育児を一人で行っている場合、いつ起きるかわからない子どもに対して、全部ゴキゲン状態で付き合うなんてのはムリがある。よく昔の人が「甘え泣きは放っておかないと抱きグセがつく」なんて言うけれど、個人的には「全部にかまってたら家事なんぞ終わらんよ」というコトの言い換えではないかと考えるようになった。

 その点、夫婦育休だと大抵の時間でどちらかが子どもと向き合える。もっと言えば、どちらかが家で子どもに付き合っている間にもう一方が外で用事を済ませてくることだってできる。

2.子育てイベントにたくさん顔を出せる

 これもすごく大きかった。試しに、これまで約2か月の育休期間中に僕たちが参加できた子育て関連のイベントを書き上げてみる。

< 10月 >
・いざというときのための救急救命法
いい風呂の日(温泉にて沐浴並びに母親へのボディケアサービス)
産み育てを考えるワークショップ
・森のようちえん説明会(2回)、体験会(1回)
・子ども食堂ランチorカフェ (4回)
< 11月 >
・産み育てを考えるワークショップ (2回)
・おひざで抱っこの読み聞かせ絵本講座
・赤ちゃん先生プロジェクト体験会
・こどもの病気・怪我、お薬のお話
上野千鶴子さん講演会
いい風呂の日
・森のようちえん体験会、健康診断(各1回)
・寝相アート撮影会
・子ども食堂ランチorカフェ (3回)

 この他にもタイミングを見てどちらか一方が自己啓発セミナーやボランティアに参加したり、予防接種に行ったりと大変充実している。
 多数のイベントやセミナーに参加できたことで、多くの知識や安心感が得られたことはとても良いことだったし、何より多くの子持ちママさんと気持ちを共有できたことが大変良かったと思う。
 ただ、あくまで母子の体調を見ながらであるというのは断っておく。

3.育児本をたくさん借りて読める

 これも夫婦育休だからこそできたことである。最近は少しサボり気味だが、これまで図書館に通って様々な育児関連の本を読んできた。正直、子どもと二人だけの生活だと、図書館に連れて行く手間や読む時間の確保といった点で結構なハードルとなるはずだ。

 個人的な考えだが、私はネットに掲載されている育児情報を頼るのはほどほどにしている。ライターによるバイアスがかかっているものも多く(巧妙な広告も多数ある)、信用できる情報ばかりではないと思えるからだ。その点、図書館に行けば育児に関する本が多数取り揃えられている。これらの本が一般的な育児書と異なる点は、興味のあるカテゴリごとに専門家の視点から根本的・本質的な情報が得られることである。ちなみに僕たちが借りて読んだ本は「寝かしつけ」や「子どもの食べ方」、多少変わったところでは「腸内細菌」など。どの本も、育児や子どもの理解に大変役に立つものであり、オススメである。

4.夫婦で共闘する事で戦友となれる

 以上3つのことに共通しているのは、親に精神的・時間的余裕が出ることで得られるメリットであるが、一番のメリットはこれだと思う。

 一日子どもといると、楽しいことだけではなく大変なことも沢山ある。特に僕たちのところは初めての子どもということもあり、分からないことは沢山あるし、失敗も沢山する。そうした一つ一つの事に夫婦で立ち向かうことで得られる結束感があると感じている。

 見出しには、11月に家族で行った上野千鶴子さんの講演会で彼女からかけられた言葉を使わせていただいた。彼女も育児についてはまさに同じことを考えておられ、非常に勇気づけられた。

まとめ

 ここまで、夫婦育休について「メリット」という視点から記してきた。ただ僕は育休期間を通じ、これが当たり前になることで皆が生きやすい社会になると考えている。

 先の上野さんはこうも言っていた。

「私たちの時代のように、女性が育児と仕事のどちらか一方を選ばなければならないような時代にはしてはならない。男女共、育児にも仕事にも自然と向き合えるような、そんな働き方や考え方がようやく広がりつつある。これからに期待しましょう。」

 皆で少しづつでも、確実に変わっていこう。そう思わせる一言だった。

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