人を熱烈に動かそうと思ってたら、相手の言い分を熱心に聞かなければならない

デール・カーネギー

ベストセラーでありロングセラーでもある「人を動かす」(1936年)や「道は開ける」(1948年)は、多くの日本人が一度は読んだことのある世界的な名著です。これらが80年以上経ったいまでも書店に並んでいることが、いかに名著であるかの証左といえるでしょう。
デール・カーネギーが一貫して対人関係において主張したのは「他者に対する自己の行動を変えることにより、他者の行動を変えることができる」という考えです。従来の日本における対人関係は「常に、上の人が正しい考えを持っていて、上の人が下の人を導いてゆく」というのが基本的な概念でした。ところがカーネギーは、その考えを大きく覆して「他者の影響を及ぼすには、自分自身が変わらなければならない」と呼びかけたのです。このことは、戦後の我々に大きな衝撃を与えました。同時に、戦後の企業経営における人事管理、特に、人間関係に大きな影響を与えました。
この他にも「不幸になりたければ、自分が幸福か不幸か悩め」とか「非難は愚者でもできる、理解は賢者しかできない」などの名言があります。

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