GIFT~「歌詞の解釈は言いたくない」って話

Mr.Children「GIFT」は、2008年NHK北京オリンピック・北京パラリンピック放送テーマソングでしたね。
それを踏まえると。GIFTの歌い出し「一番きれいな色・一番ひかってるもの」は、金メダルを連想させる歌詞ですよね。

GIFTの歌詞とオリンピックに関して、桜井和寿さんとミスチル好きアナウンサーの羽鳥慎一さんが以下のようなやり取りをしています(2012)

羽鳥 「GIFTが大好きで、白と黒の間に無限の色が広がってるという歌詞が大好きというか奥が深いと思ってオリンピックの勝負の白と黒の間に色んな色のメダルがあるけど、メダルが取れなくても君に似合う色があるってことでいいんですかね?」
桜井 「そ、そう思います」
羽鳥 「TOKIOの国分さんも同じこと言ってて、『桜井さんの歌詞はすごい。白と黒の間に無限の色は俺は広がっていない。これはすごい。』と・・・そしたら横にいた江角マキコさんが『そういうのは(桜井さんに)聞くもんじゃない、感じろ』・・・『いや是非聞いてくれ』といざこざがあったんですけど、もしよかったら教えていただければ」
桜井 「いや、でも、今話して貰った通り・・・と言いたいとこだけど、僕がこういうイメージで書きましたよということを聞き手にはあまり教えたくないというか、誤解して受け取って貰った法がよいこともあるし」
羽鳥 「なるほど~やっぱり聞くもんじゃなかった」
桜井 「
あはは

桜井さんは歌詞の意味は教えてくれないみたいです。
ライブのMCで曲の解説をするような時もありますが、桜井さんやミスチルのスタンスとしては作り手の想いはあまり言いたくないのかもしれませんね。
詳しく解釈を言ってしまうと、曲のイメージが固定されて、リスナーそれぞれの状況や思いに寄り添えなくなってしまう可能性がありますもんね。
また、作品として提示したものをベラベラかいせつしてしまうと、「音楽で伝えられてないじゃん」ってなってしまうのが嫌というのもあるかな?
まぁ、とにかく、ミスチルとしては、曲は誤解しても良いので好きなように解釈してくださいと。
ミスチルの曲は、さまざまな解釈ができるように工夫されていますしね!

「GIFT」で言うと、オリンピックのテーマ曲としてアスリートに向けてメッセージを送る歌でありながらすべての人が与えたり与えられたりしている大切なものにまで解釈を広げられる歌ではありますね。
ライブでGIFTを歌うときには「君から僕へ 僕から君へ 最高のGIFTをありがとう 君から君へ あなたからあなたへ」という歌詞が追加されます。
そこから思うのは、ミスチルがリスナーに与えている楽曲やパフォーマンス、リスナーがライブでミスチルに見せている反響、リスナーそれぞれの絡み合う思い、そういうものも誰かから誰かへのGIFTなのだということですね。
一番良い曲って何?リスナーが喜ぶ姿をイメージしながら楽曲制作するミスチル。色んな曲があるけどそれぞれ良さを持っている。みたいな感じのことも歌っていたりしますかな?
その解釈も合ってますか?桜井さん?

桜井 「いや、でも、今話して貰った通り・・・と言いたいとこだけど、僕がこういうイメージで書きましたよということを聞き手にはあまり教えたくないというか、誤解して受け取って貰った法がよいこともあるし。」

好きなように解釈させていただきます!

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