サッカー・長谷部誠さんに寄り添うミスチルの楽曲たち
サッカー・長谷部誠さんはMr.Childrenしか効かないというほどのミスチル好きで、ライブにもよく足を運んでいるようですね。
●Mr.Childrenとは?
・2018年
長谷部 「ドイツに初めて渡った時に1人できて友達もいなくて、そういう時にMr.Childrenの作品に助けられたりして、僕の人生に彩りやスパイスを与えてくれる存在でありますよね」
・2021年
長谷部 「自己解決能力を上げようと思って、サッカーでは自分だけの世界に入ってしまうことが多いんですが、そういう時にミスチルの音楽と会話したりする。桜井さんの作品は先生であり、メンターとも友達とも言えるし、ぎゃっくにライバルでもある」
・2024年
長谷部 「Mr.Childrenと共に僕のキャリアはあったみたいな感じ。独身で向こうに行って、1人の時間が多かった。友達もいないし。そういう時、何に寄り添っているかというと、Mr.Childrenの曲と会話している感じだった」
●innocent world
・長谷部さんに勇気を与えた楽曲
長谷部さんにとって思い入れのあるライブ&楽曲はと言うと、Tour 2007 HOME in the fieldの日産スタジアム公演で演奏されたinnocent worldだそうです。
実際にそのライブに参戦したようですが、間近で経験した観客によるinnocent world大合唱に音楽のすごさ、感動以上のものを感じたそうです。
ちょうどこのライブの頃、23歳の長谷部さんは、イタリアのクラブからつよいあぷろーちがあったにもかかわらず、浦和レッズに「君が必要だから」と移籍を認めてもらえず、海外への夢と育ててくれたチームへの思いの間でモヤモヤしていたそうです。
そんな時にこのライブへ行き、その大合唱から勇気をもらったそうです。ワールドカップ期間中の朝には、集合時間10分前に、DVDプレーヤーをベッドに置いてそのinnocent world大合唱シーンを立ったまま観るという儀式をしていたと言います。
そうすることで、当時のことを思い出し、メンバー4人と観客7万人から元気をもらえたみたいです。
・おすすめシーン
長谷部さんのミスチルお勧めシーンは2015年未完ツアーの「innocent world」(2018年)。
長谷部 「特設ステージに桜井さんまってて、そこに田原さんがメインのステージから歩いてくるんですよ。そこの歩きが大好きで。そういう細かいとこまで。僕は勝手に田原ウォーっくって言ってるんですけど。」
●終わりなき旅
・試合の移動の際に聴く音楽
長谷部さんは、試合前、スタジアムに向かうバスの中でMr.Children 「終わりなき旅」を必ず聴くと言います。
その聴き方にもこだわりがあるようです。
終わりなき旅の長さが約7分なので、スタジアムに着く7分前から聴き始め、到着してバスを降りるときにちょうど曲が終わるようにしているみたいです。
タイミングを間違えて、曲の途中でスタジアムに着いてしまっても、最後まで聴いてからバスを降りるそうです。
そうすると「いくぞ」という気持ちになるとのこと。
この『終わりなき旅』のエピソードは有名ですが、移動の際に聴く曲はその時々で更新されているようです。
2014年 ブラジルW杯の帰りのバスの中では、ウカスカジーの『道』を聴いて、自分の心を慰めていたそう。
2018年 ロシアW杯の時は、進化論、足音 ~Be Strong~、Starting overの順で流していたようです。
・長谷部誠によるMr.Childrenベスト15
2011年に発売された長谷部さんの著書「心を整える。 勝利をたぐり寄せるための56の習慣」には、彼のさまざまな習慣が56個書かレテいるのですが、その39番目「音楽の力を活用する」では、ミスチルの音楽について熱く語られています。
その節の最後には、執筆時点での「ミスチルベスト15」が掲載されています。
その第一位は「終わりなき旅」で、バイブル曲であり、“高ければ~”の歌詞は「人生の指針」だと語っています。
・2011年
「終わりなき旅」に関する桜井さんと長谷部さんのやりとりです。
長谷部 「(高ければ高い壁の方が~という歌詞は)もうその通りですみたいな。今、僕なんかも海外挑戦したりして、なんかやっぱそういう大きい困難とか壁とかを乗り越えた時の方が、得るものも非常に大きい気もしますし、なんかホント気持ちいいんですよね。」
桜井 「あの歌に書かれてるような葛藤だったりいやまだまだ俺、上に行けんじゃないって言うギリギリのところでやってるから、すごい共感してもらえてると思うんだけど。」
・2018年
長谷部 「これは僕のバイブル曲というか。一番好きなフレーズが“高ければ高い壁の方が登った時気持ちいいもんな”っていう・・・サッカーだけでなくいろんな人生の醍醐味がその一文に隠されてる。いろんな壁にぶち当たることあるんですけどそういう中でもこの曲を聴くと壁をも自分にとっては必要なものと感じさせてくれる曲」
●Starting over
2018年 ロシアW杯の時に進化論、足音 ~Be Strong~、Starting overの順で流していたとのことですが、特にStarting overが好きなようです(2018年)。
長谷部 「自分の中にいるモンスターと戦う。ワールドカップの大きな舞台で結局自分との戦い。自分の中で色んなプレッシャを作ったりとか、それは自分の中のモンスターと戦ってるみたいな。だから、Starting overっていうのは試合入る前に一番最後に聞いていた曲」
●皮膚呼吸
2021年の話。
ここ数年は、「今年が最後の一年だ」と思いながら、一年一年キャリアを積み重ねているという長谷部さん。
「皮膚呼吸」は、そんな長谷部さんに「それでいいのか?」と、まるで皮膚呼吸のように自然と刺激を与えてくれる曲だと言います。
サビのカシオ自分に重ねて、若手に負けたくないという欲をモチベーションにしているようです。
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