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人類史上初の水上歩行は”ただ、信じる”ことで起きた奇跡

人は水の上を歩けるのか?

時々、水上歩行に挑戦するという企画の番組がありますね。

なんでなんでしょうね。なにか、人のロマンなのでしょうか?

だいたい、そういう場合、必ずやることは、自力で水上歩行できるのかって、果敢に水の上を歩こうとするけれど、あえなく沈む。
このくらい難しくて、無理なことなんだって見せるためにね。
そして、次は、道具を使って歩こうとする。以前あったのは、水蜘蛛(みずぐも)という忍者の道具を改良してみたり、発砲スチロールをすごいかたちにしてみたり。
もう、ここまでくると、人が歩いているのかなという思いもわいてきますが。

人はそんなに水の上を歩きたいのかな?

といいつつ、私も小さい頃、市民プールのプール際からおもいっきり助走をつけて、水の上を歩くというか、走れるか!?みたいな遊びをしていた。沈むってわかってるのに、キャッキャはしゃぎながら。懐かしいな。あの頃は元気だった。いや今も元気ですが。

聖書には、水の上を歩いた人が、1人、登場する。

それはペテロという人。

キリストのお弟子さんです。ペテロという名前は聞いたことがあるという人も多いと思います。
ちなみに、ペテロはラテン語、英語ではピーター。皆さんにも馴染みの呼び名になります。

この人が、イエスキリストをのぞけば、水の上を歩いた唯一の人。

その時のことを簡単に説明すると、

ペテロを含めたキリストの弟子たちがイスラエルにあるガリラヤ湖という湖の上を船で移動していたときのこと。
途中、向かい風のために、波に悩まされているところに、キリストが水の上を歩いて弟子たちに近づいてきました。
ただ、それが本当にキリストだとわからずに、幽霊だと思ったペテロはこう言います。

「もし、あなたでしたら、私に、水の上を歩いてここまで来い、とお命じになってください。」

そうするとキリストからこういう言葉を受けます。

「来なさい」

そしてペテロはどうしたかと言うと、言われた通り、舟から出て、水の上を歩いたんです。

これが、有名なペテロの水上歩行。

ここで、ペテロは、忍者の道具の水蜘蛛(みずぐも)とか、発砲スチロールとか、道具を使って無理矢理に歩いたわけではないんです。

「来なさい」

と言われた、キリストからの言葉を単純に信じて、そのとおりに、ただ舟から湖に足を一歩、また一歩と踏み出しただけ。

そう、ただ、信じて、一歩踏み出しただけで、誰も体験できない奇跡を見たんだ。


”信じる”ということ。

”一歩踏み出す”ということ。

とてもこころに迫ってくる。

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