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ウィルス共生社会について

◾️1.そもそも、COVID-19禍はいつまで続くのか?

ナショナルジオグラフィックに神戸大学の中澤教授の記事を拝読していました。

「コロナ禍」はいつまで続く?:2022年終息説ほかいくつかのシナリオ」を読んでおりました。そこからいろいろ考察してました。

連載 研究室特別編:新型コロナ、本当のこと 神戸大学 中澤港
「コロナ禍」はいつまで続く?:2022年終息説ほかいくつかのシナリオ
2020.05.2

https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/web/19/050800015/052000010/?ST=m_labo

・これによれば、ワクチンや特効薬が出るまでは、ソフトロックダウンと解除を繰り返すシナリオが強そうです。

◾️2.ワクチンや治療薬の開発

ワクチンは中国や米英あたりがワクチン開発競争進めて、中国が治験入りしとの報道が出たり、
日本もアンジェス社というバイオベンチャーがDNAワクチンという新しいアプローチのワクチン開発を発表したしたりと、この手のニュースが出てきて、新しいやり方も出ているようです。

AGCがコロナワクチン製造協力 アンジェスが開発準備:日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO59374980R20C20A5TJC000/
タカラバイオ、開発中のコロナワクチンで量産体制整備 年内20万人分
2020/4/20 16:22日本経済新聞 電子版
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO58262020Q0A420C2TJ2000/

・COVID19は抗体ができにくいとも言われ、実際に陰性患者の再陽性化も報道されてますので、ワクチン作りは難しいとは思いますが、相当量の確保が必要になる為国内生産に向けて、是非実現してほしいです。

・当面ウィルスへの武器を持たない人類は、緊急事態宣言が解除すればある程度は感染者出そうだし、世界は今パンデミック。今後は強毒化への変異リスクもある。経済活動をできるだけ維持するには、接触者通知アプリや検査体制と医療体制の充実によって安心して治療と隔離をできるようにする。それでも感染者が増加するようであれば、感染防止を行う為のソフトロックダウンと解除を繰り返す事になるのかなと思っています。

◾️3.ウィルス共生前提社会

・コロナと共生するウィズコロナ時代は、三密回避やテレワークを前提とした非接触型社会経済活動体制になる。今回の解除以降もソーシャルディスタンス前提社会になる。感染すると接触者に通知が行くアプリの配布が始まったようです。

・オフィスのあり方
・不動産のあり方

も変わってきました。

忍び寄るオフィス不要論 在宅勤務で利用機会減る
2020年5月15日
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO59124620U0A510C2TJ2000/

・三密を避ける為の工夫や設備が否応無しに求められる。私的な理解では、リアルに人と接する事が忌避される時代になりました。

・首都圏は世界最大の人口3850万人を擁する都市で、これまで、産業や商業の発展の為に大きく大きくなってきました。都市の大きな役割のひとつが仕事で人が集まる事、それを可能にしたのが鉄道網でした。ですが、鉄道は三密リスクがあり、利用にはウィルス対策が必要。逆にウィルスリスクを回避しながら人と会うのは結構コストもリスクも払う事になる。ミーティングするなら、インターネットや電話を含めた非接触型のオンライン会議、セミナーは展示会からウェビナー。寧ろそれが主流になる。

・三密回避の為に、ソーシャルディスタンスを確保するためには、これまで以上に1人あたりのスペース確保が必要になる一方、代替手段としてオンライン会議がリーズナブルになると、都心のビジネス用不動産の役割が低下するんではないかと考えてます。日経の記事では、スタートアップ企業が既にその動きを見せ始めてると指摘しています。

◾️4.ネットにもウィルス

・ただ、オンラインが進むとリスクもあります。

新型コロナウイルスに襲われた世界の隙を突き、ハッカーたちが活発に動き始めた @wired_jp
https://wired.jp/2020/04/13/coronavirus-cyberattacks-ransomware-phishing/

・今度はネットウィルスもリスクになりますので、セキュリティサービスの需要が増えそうです。

・メディア・コンテンツ事業もコンテンツ制作がそこそこ制約されるので、エンタメもよりバーチャルなものや取材などもZoomはじめビデオインフラでリモートで行うのが当たり前になりそうです。他にも産業において、ウィルス共生前提社会について考えていく必要があります。

・工場稼働のあり方
・営業のあり方
・接客サービス産業のあり方

このあたりまた考えてみます。

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