さくじらま

僕が小さい頃から あなたの名前は「じいちゃん 」
いつも温かい笑顔 変わらない愛情と 愛称

「うん」といえば 「はいでしょ」と 懲りずに 繰り返したこと
晩酌のあと 赤ら顔で 畳の上 相撲をしたね

フェリーから見上げる 大きな桜島うまく言えなくて「 さくじらま」僕が言ったのを

何度も嬉しそうに 同じ笑顔で 話すから

●今でも桜島 見上げるといつも
    降り積もる想い懐かしい匂い
    いつでもあなたは 笑いかけるのに
    なぜだろう 涙は止まらないのは

ワガママ盛りの 思春期 目も合わせない 反抗期 いつしか僕も 大人になり あなたは変わらず「じいちゃん」

覚えているかな?いつか僕の車で ドライブに行くのが夢だって
あなたと一緒に行った たくさんの景色を

迎えに行こう 遅くなったけど

●いっぱい傷つけた 嫌な態度も取った
   なのに元気かって 見守ってくれた
   「ごめんね大好きだよ」 生まれてからずっ       と
      いつも貰ってばかりの 僕だったのに

●素直になれない「 ありがとう」を込めて
    灰色の空を 突き抜けて歌う
    気づけば超えていた あなたの背丈も
    聞こえない さくじらま 今咲くドラマ


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