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これが理解できる人は、人生が変わります。

この記事は以下の動画でお話ししていることをまとめたものです。

時間はない

そもそも時間は存在しません。

原始人のとき、食事の時間は決まっていませんでした。
お腹が空いた時にご飯を食べていたのです。

しかし、現代人は食事の時間を決めています。
時間という概念を作り出し、それに従って行動しているからです。

もちろん、便利であるという側面はあります。
友人との待ち合わせも、仕事の段取りも、時間という概念なしにはメチャクチャになってしまいます。

しかし、時間に従っているという習慣が私たちの本来感じているはずの時間感覚を鈍らせるのです。

常に現在にいる

時間感覚を正確に把握するためには、私たちが常に現在にいることを理解しておく必要があります。

台所で料理している時も、現在にいます。
明日の予定を立てている時も、現在にいます。
過去のことを後悔している時も、現在にいます。

過去のことを考えていても、未来のことを考えていても、私たちは時間軸上の現在にいるのです。

行為の順序

人間を現在に固定して、料理を例に時間について考えてみましょう。

例えば、豚肉を使って晩御飯を作るとしましょう。

まず、スーパーに行って、豚肉を買います。
次に、豚肉を自宅に買ってきて調理します。
最後に、調理した豚肉料理を食べます。

スーパーに行って、豚肉を買っているとき、現在はスーパーにいる自分です。

豚肉を自宅に買ってきて調理しているとき、現在は自宅にいる自分です。
その時には、スーパーに行った自分は過去のものとなっています。

調理した豚肉料理を食べているときは、スーパーに行った自分も、豚肉を自宅に買ってきて調理している自分も過去のものとなっています。

行為の順序で考えれば、現在は過去になっていくわけです。

精神の順序

精神世界では、行為の順序とは逆向きの順序です。

まず、調理した豚肉料理を食べることを考えます。
次に、豚肉を自宅に買ってきて調理する必要があることに気づきます。
最後に、豚肉をスーパーに行って、買わないといけないな、と思います。

このように精神世界においては、行為の順序と逆の順序で動いているのです。
未来の出来事から逆算して、現在の自分について考えるのが精神の活動なのです。
言うなれば、精神世界において時間は、未来から現在に流れています。

では、未来はどこにあるのでしょうか。

未来は用意されている

結論から言うと、未来はすでに用意されています。

行為の順序から見ていきましょう。

まず、スーパーに行って、豚肉を買います。
この時点で、スーパーはあります。
豚肉もあります。
つまり、豚肉を料理するという未来は用意されているのです。

次に、豚肉を自宅に買ってきて調理します。
この時点で、料理を食べる未来は用意されています。

最後に、調理した豚肉料理を食べます。
食べている最中に、満腹になるという未来は用意されています。

このように考えると、精神世界において想像した時点で、未来は用意されているということがわかります。

まず、調理した豚肉料理を食べることを考えます。
次に、豚肉を自宅に買ってきて調理する必要があることに気づきます。
最後に、豚肉をスーパーに行って、買わないといけないな、と思います。
この時点で、スーパーはありますし、豚肉もあります。
料理を食べる未来は用意されていますし、満腹になるという未来は用意されています。

そもそも、スーパーも豚肉もなければ、豚肉料理を食べようとは思わないはずなのです。
つまり、思った時点で、未来は用意されているのです。

時間と難易度

豚肉料理の例と同じ図式を当てはめれば、あなたが「お金持ちになること」も「恋人と出会うこと」も決まっていることになります。
将来手にするお金は、この世界に出回っています。
恋人になる人も、この世界にいます。

ただ、豚肉料理を作る場合と比べると難しく感じるのではないでしょうか。
用意されていると言われても、お金がない人には、お金がある未来が用意されているとは思えないはずです。
恋人がいない人には、恋人と出会う未来が用意されているとは思えないはずです。

この難易度の違いは、どこから来るのでしょうか。
難易度は、単に時間軸の遠さの問題です。

豚肉料理はその日のうちに作ることができます。
数時間後に用意されている未来なわけです。

しかし、「お金持ちになること」や「恋人と出会うこと」は、数ヶ月や数年後に用意されている未来なのです。
こう考えると、「豚肉料理を作ること」よりも「お金持ちになること」や「恋人と出会うこと」を難しいと考えることも理解できます。

単に、未来が遠すぎて実感がわかないだけなのです。

未来はすでにある

私たちの未来に起こる出来事は、すでに用意されています。
遠すぎる未来は、難しく感じられ、近い未来は、簡単に感じられます。

家に帰って寝ることは簡単です。
なぜなら、すぐに手に入る未来だからです。

その反面、「お金持ちになること」や「恋人と出会うこと」は遠い未来ですから、手に入れるまでに時間のかかる未来です。

しかし、両方用意されいます。
ただ、人間の1日は限られていますし、一生も限られています。
どちらかしか選択できないのです。

今日家に帰って寝るのか、少し勉強するのか。
このような選択によって、未来の現象のどちらを引き寄せているのか、ということを自覚しましょう。

その上で、どのような未来を引き寄せたいか、を考えてみると人生は大きく変わっていくのです。

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