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ワタシが好きな本を紹介するだけの回

タイトル通りの内容です。
紹介のためのあらすじはワタシが何となく纏めたので、中身に関してはご容赦ください。

チャーリーボーンの冒険シリーズ①
「チャーリーボーンは真夜中に」
ジェニー・ニモ作

小学生の時に読んでいた本です。

普通の男の子だったチャーリーは、写真を見ていると声が聞こえるという不思議な力が目覚め、《めぐまれし者》が集まるブルーア学園へ入れられます。学園で良からぬことを企む輩にチャーリーたちが立ち向かっていくというお話です。

授業中に本を読んで注意されるくらい読書中毒だった時期に読んでいた本です。あまりに本が好きすぎて、二宮金次郎スタイルで下校していた時に赤信号に突っ込んでいって、加害者を生んでしまう所でした。あの時の運転手さんには本当に申し訳ない。前方に注意を払っていてくれたことに感謝しかありません。

ワタシは魔法や冒険の本が好きなので、この本も学校の図書館に続編が入荷する日を待ちきれず、わざわざ大きい図書館に借りに行ったほどです。物語に出てくる意地悪な大叔母たちが何とも言えない良いキャラクターで、個人的にお気に入りでした。

この時期は、他にもあさのあつこの「No.6」やホリー・ブラックの「スパイダーウィック家の謎」なんかも読んでいましたね。

S彼氏上々
ももしろ

携帯小説全盛期時代にハマった本です。ワタシの性癖を確立させてしまった1冊でもあります。

私立乙女川学園高等学校に入学した主人公・千亜稀はくじ引きで学園長の孫である佐伯原克穂とルームメイトとなってしまいます。完璧な王子様と思っていた克穂は実は裏でドSだったため、千亜稀は振り回されてしまう!といったラブコメです。

高校生になったら、こんな恋愛ができるのかもと思っていた純粋な自分がアホすぎて涙ぐましいです。一番最初に読んだ時は携帯小説からの書籍化故に「本が横文字!?」と微妙な読みづらさを感じたような気がします。

スイッチを押すとき
山田悠介


この本は本当にだめです。読む時はタオル必須です。ワタシは普段あまり感動物で泣かないのですが、この本と「劇場版ポケットモンスター アドバンスジェネレーション ミュウと波導の勇者 ルカリオ」だけは大泣きしました。

子供たちの自殺防止プロジェクト、YSC。施設に入れられた子ども達は、自分の心臓の爆弾のスイッチを自らの手に渡されていました。殆どの子供たちは何年かで耐えきれず自殺してしまうという状況の中、横須賀施設で7年も生き延びている子供たちとそこに赴任して来たある看守の話です。

山田悠介はデスゲーム的な話のイメージが強かったので、こんな泣ける話も書くのか!?と驚いたものです。

図書館戦争
有川浩

自衛隊っぽいものが絡む恋愛モノを書かせると有川浩先生の右に出る者はいないと思っております。

高校時代に本を奪われそうになったところを主人公・郁は図書隊員に助けてもらいます。その図書隊員を王子様と慕っている郁が本や表現の自由を守るために自分も図書隊員になり、奮闘していく様子とその周りの人々の話です。

ワタシが高校の時に読んでいた本です。恋愛の部分はもちろん、「本を守る」というシリーズ通してのテーマも素敵でした。図書館戦争は陸の話ですが、「空飛ぶ広報室」や「海の底」もとても良かったです。陸海空揃い踏みですね。

心のナイフ
パトリック・ネス


20歳超えた大学生の時のワタシが子供たちに混ざって図書館の児童書コーナーで選んだ1冊。大人になっても、児童書の沼から抜けられません。一応この本はYA(ヤングアダルト)の分類みたいですが...。

現在の惑星に入植した主人公たちは、元からその星に住んでいた生き物達と戦争になります。その戦争で撒かれた細菌のせいで女は死んでしまい、男は互いの考えがすべて“ノイズ”として聞こえるようになってしまいました。そんなノイズが溢れるプレスティタウンで暮らす主人公はある日、町外れで「静寂」に出会うというお話です。

パトリック・ネスの作品の雰囲気は他に無いものがあり、好きなのですが、何分ワタシの語彙力が足りないので上手く表現できません。精進したいと思います。主人公の愛犬"マンチー"推しです。

大人になって、大人向けの本を読むというのも良いですが、大人になってからこその目線で児童書を読むと、新たな発見や子供の頃と違う感想を抱くため、今まで読んだ本も新鮮な気持ちで楽しむことができます。

嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん
入間人間

大本命。
入間人間先生でございます。

みーくんとまーちゃんが織り成すハートフルな××の物語。誘拐もしていないし、血がぴゃーってなったり、傷がぐにゃぐにゃってなったりすることはございません。嘘だけど。

主人公みーくんの口癖「嘘だけど」を使用させて頂きました。この本に関してはあらすじは適当です。真面目に書いてもアレなので...。

結構グロい描写もあるし、入間人間は当時めちゃくちゃに有名だったわけでもないので、よくうちの中学校の図書室に置いてあったなぁとしみじみ思います。ラノベとして「とある魔術の禁書目録」などと並んで置いてありましたからね。

入間人間の言葉選びや言い回しが好きです。場面や人物の転換が分かりにくいため、読むの大変だなーとは思います。

この本(もしくは入間人間)についてはいずれ単体で取り上げるかもしれないので、大本命と言えど今回は軽めの紹介に留めておきますね。


ここまでワタシの今までの人生を彩ってくれた本たちの中の一部を紹介しました。本は現実から抜け出して、有り得ないことを疑似体験できる素晴らしいツールだと考えます。皆さんのお気に入りの1冊がこの中にある、もしくは今後お気に入りの1冊になってくれることを祈って締めくくりたいと思います。

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