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打点で相手のコースを予測する!Vol.8

今回は9つのボールコントロールの4番目である「打点」について解説します。


打点は相手にズラされるもの

試合していて気持ちよくラリーさせてくれる相手はいないですよね。ボールは変化するし、相手は自分の嫌がるボールを打ってきます。

常に正確な打点で打とうと意識してもなかなか難しいものなので、打点はズレると考えて良いと思います。

もちろんズレる誤差は少ない方が良いですが、ズレそうな時にどのコースが打ちやすいか理解していれば、自分の首を絞める事なく、無理のないラリーが出来ると思います。


打点とコースの関係を知ろう

打点とコースの関係を知る事で、自分が打ちやすいコースを判別しやすくなります。よくあるケースは、

ストレートに攻めたいけど打点が近くなりそうだから、これは無理せずクロスに打とう

という場面です。

攻めようとしたけどニュートラルに切り替えてプレーするという瞬時の判断は、打点とコースの関係を理解していれば出来る事だと思います。

さらにそれを理解していれば相手の打ちやすいコースも読みやすくなるので、主導権を握りやすくなります。

レベルが上がればその読みを外してくる事もありますが、セオリーとして覚えておけばかなり使えると思います。

それではここから、打点とコースの関係について解説していきます。


前の打点、後ろの打点

打点が前後にズレた時の打ちやすいコースです。

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赤はプレイヤーで、赤の矢印は大まかですがラケットのスイング軌道を表しています。

打点が前になったらラケット面はクロスに向きやすく、ストレートに押すスイングは出来ないので、クロスに打ちやすくなります。

打点が後ろになったら手首をこねないとクロスに打てないので、ストレートの方が打ちやすくなります。


近い打点、遠い打点

打点が横に近い時と遠い時のそれぞれの打ちやすいコースです。

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打点が近い時はスイングは巻き込みやすく、押し出しにくいのでクロスの方が打ちやすくなります。

打点が遠い時は押し出しやすいスイングになり、ストレートの方が打ちやすくなります。無理に巻き込んでクロスに持っていこうとするとフレームショットになりやすいです。


低い打点、高い打点

打点が低い時と高い時のそれぞれの打ちやすいコースです。

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打点が低い時は一度ネットを越さなければならないので、ネットが高くてベースラインまでが短いストレート側に打つのは難しいです。

打点が高い時はネットより高ければストレートに打ちやすくなります。もちろんクロスにも打ちやすいので、打点を高くするメリットは大きいと思います。


相手の打ちやすいコースも分かる!

自分の打点がズラされると同時に、相手の打点をズラす事もできます。速いボールを打てば相手は振り遅れて打点が後ろになる可能性があり、ストレート方向に流れやすいと予想して次のポジションを取る事が出来ます。

自分が低い軌道でアプローチして前に出れば、相手のパッシングはクロスの方が簡単なのでクロスと予測しても良いと思います。

打点と打ちやすいコースの関係が頭に入っていると、相手を上手く誘導してプレーする事が出来るので、ぜひお試しください!



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