テニスは遅いボールも必要です!Vol.6

オンラインサロン開設しました!

この度、T-PRESSさんと一緒に、オンラインサロン「テニスコーチング研究部」を開設させていただきました!

このサロンでは、コーチ、部活の先生、トレーナーの方々向けに情報発信をしていきます。オンラインでの情報発信や、コートでの練習会の開催も行う予定です。

こちらのnoteではレッスンの生徒さん向けのメッセージを投稿していますが、サロンでは指導者向けのメッセージになり、普段投稿しないような内容になります。


新しいチャレンジなのでこれから楽しみです!詳しくはこちらからチェックしてみてください。

テニスコーチング研究部

T-PRESSさんのページにも紹介されています。


さて、今回のテーマは9つのボールコントロールの要素のうち、速度について取り上げていきます。

それではいきましょう!


②速度のコントロール

ボールの速さの調整をします。力加減と深く関係すると思うので、その視点から解説します。

ラリー中にちゃんと自分の打点で打てていれば思い通りに加減が出来ますが、打点が遅れれば無駄に力が入りますし、体が開けば力が抜けてしまいます。

正しい打点になるようにしっかりボールの後ろに入る事は常に意識しておきましょう。

そして力加減が上手な人は、基準がハッキリしています。つまり、どのくらいの力で打つという抽象的なものではなく、具体的に理解していると言うことです。

まずは、75%、50%、25%の3つの基準を覚えておきましょう。ここからその練習方法について解説していきます。

3つの基準の練習方法

まず覚えるのは100%です。コートに入らないと思いますが、全力100%で打ってみましょう。ここでは自分の100%がどのくらいなのかを知る事が出来ます。

全力は体が壊れる可能性大なので、2〜3球くらいにしておきましょう。笑

そしてその半分が50%になりますので、意識して50%を出せるようにしましょう。ニュートラルのラリーでよく使う力加減で、リラックスしてミス無く続けるボールになります。

次に、100%と50%の間の75%を練習します。これは攻めのボールとして使います。力を出し過ぎてミスしない、ちょうど良い力加減が75%だと思うので、それ以上出さないように注意しましょう。

最後に、25%を覚えます。弱く打つ事はちょっと難しいですが、少し高さのあるボールで、ゆっくりでもコントロール出来るようにする事も大切です。


3つの基準の使い分け「合計100の理論」

それぞれの力加減だけを練習するなら球出し練習で簡単に出来ますが、テニスはラリー中に色んな変化が起こるので、相手が打ってきたボールによって自分がどう対応するかが大切です。

自分がどの基準の力加減をすれば良いかが分かる考え方をご紹介します。

少々感覚の話になりますが、、、

例えば相手のボールが50%くらいで飛んできたら、自分も50%で打てば良いと思います。

相手が25%くらいの甘いボールが来たら、自分は75%で攻めるチャンスとなります。

相手が75%くらいで攻めてきたら、自分は25%でキッチリ返す事に徹すれば良いと思います。

このように、相手が打ってきたボールに対して、足して100%にするには、自分がどのくらいの力が必要かを意識すれば、自然と答えが出てくると思います。とてもシンプルな考え方だと思うので、ぜひ試してみてください!

まとめ

速度のコントロールについて解説させていただきました。速いボールは打てても、意図的に遅くボールを打つ事や、力加減をコントロールする事は結構難しい事だと思います。

テニスは相手がいるスポーツなので、相手のボールに影響を受ける部分が非常に大きいので、対応力を上げるためにもぜひ実践してみてください!

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