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テニスを立体的に考えよう!Vol.7

今回は9つのボールコントロールの高さについて解説していきます。

①場所、②速度、③高さ、④打点、⑤タイミング、⑥回転、⑦回転量、⑧深さ、⑨角度が9つの要素ですが、高さを変える事は他の要素も深く関わってきますので、そこを意識しながら読んでいただけると嬉しいです。


「高さ」が変わると「深さ」が変わる

同じ速さでも、高く打てばボールは深い場所に落ちるようになります。

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ボールが浅くなってしまう方は高い軌道のボールを打てば、ラクに深いボールを打てるようになります。

逆に相手が前にいる時は低く狙って、相手の足元で難しい処理をさせましょう。


「高さ」が変わると「相手の場所」が変わる

同じ深さでも、高く打てばバウンドが高くなり、相手のポジションが下がります。

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相手のポジションが下がれば、相手は簡単に攻撃できず、角度のついたボールはなかなか打てません。

トップスピンをかければ更に相手のポジションを下げさせる事に繋がり、ラリーの主導権は握りやすくなります。


「高さ」を狙うとは?

ネットの上を通過する高さがどのくらいか、意識した事はありますか?

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このように、ネットの高さの何倍かという基準を作り、その高さを狙ってボールを打つ事が大切になります。

普段のラリーでは2倍から3倍の高さを通せば深いエリアに落ちやすいので、ラリー中は常に意識してみましょう。

練習方法は、フェンスや審判台などを利用してネットの2倍の高さにゴムひもを張り、そこを狙ったり、その上下を狙ったりしてみましょう。

こうしてネットの2倍の高さがゴムひもによって見える状態なら、かなり意識しやすいと思います。

ネットの2倍が180cmちょっとなので、誰かにネット近くに立ってもらって、その上を狙う練習も緊張感があって良いかもしれません。笑


高さ×速度=深さ

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同じ場所にバウンドさせるなら「低く×速く」「高く×遅く」という工夫が必要になり、高さは速さとも深い関係にあります。

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そして深さに変化をつけたければ、「低く×遅く」打って浅くしたり、「高め×速め」に打って深くしたりする事も出来ます。


高さ×回転(量)

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トップスピンをかければボールが落ち、より高い所を狙えます。スライスを打てばボールは浮くので、低く狙っても深くなります。このように、回転とも深く関係し、回転を操ればよりバリエーション豊富になります。


まとめ

高さのコントロールについて書かせていただきました。高さという要素は他の要素も巻き込んで、ショットのバリエーションが増えていきます。

高さを意識しつつ、速度や回転、深さなども組み合わせて考えて、テニスを立体的に考えてみるとまた違った面白さが実感出来ると思います!

ぜひトライしてみましょう!





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