ボドゲ初心者の弟がやって面白かった二人用ボードゲームランキング
どうもMr_noiseです。
僕はボードゲームがわりと好きです。
とはいっても基本的にぼっちなので対戦相手がいません。
対戦相手欲しいなと思い、一緒に暮らしている弟がひきこもり気味だったので、2年前くらいに一緒にボードゲームしようよと誘ったところ、リビングで遊んでくれるようになりました。
そして2年が経ち、弟はバイトを始め、僕はnoteを始めました。
そろそろボードゲームについても記事を書こうかなと考えていたところ、二人で遊んだボードゲームが10個になっていました。10はランキングつけに区切りがいい。どうせならと、まったく興味なしのところからボードゲームをやった弟に感想を聞きつつ、ランキングを作ってもらいました。
そういうわけで、今回は二人対戦できるボードゲームというちょっとニッチなランキング企画です。
第9位は同列で二つ。
第9位 海底探検
潜水艦で海底探検をし、より多くの財宝を持って帰った方が勝ち。
ただし空気タンクは乗組員で共有しているから、欲張って奥に行き過ぎると、呼吸できなくなって死んじゃうぞというゲーム。製作販売はオインクゲームズ。※以下敬称略
潜水艦のかたちをしているのが空気タンク。財宝兼マス目のコマを並べてサイコロを転がし進むすごろく形式のゲーム。本来は2~6人で遊べる。
弟「最近やってないのと、ちょっとルールが複雑かな」とのこと。
ボードゲームには複数人で遊んでも二人だけで遊んでも面白さが変わらないものもあるけど、このゲームを二人でやるとちょっと駆け引きの要素も少ないし、僕としてもイマイチだったかも。
次も同列で第9位
第9位 ガイスター
赤と青のお化けのコマを並べて遊ぶチェス形式のゲーム。
ゲームデザインはアレックス・ランドルフ。二人用ゲーム。
相手にコマが赤か青か見えないのがこのゲームの肝。
勝利条件が①相手の青のコマを4つとる。②相手に自分の赤のコマを4つとらせる。③自分の青のコマを相手の陣地の両端にあるマスから脱出させる。
これらのどれかを満たせば勝ち。相手がどの条件を狙ってるか推理しながら戦うのが楽しい。
下記写真は初心者殺しの前一列全部赤の陣。
弟「最近やってないからあんまりルール覚えてないなあ、他のゲームと比べるとどうしてもランキングはこの位置になる」とのこと。
僕が「最初にやったとき、10戦して、僕が9勝したゲームだよ」と言うと、
「負けたからあんまり印象に残ってないのかも。今度またやろう」とのことでした。
やっぱりどうしても最近してないゲームは印象薄いらしい。
ただ弟曰く「基本どのゲームも面白かったけど、ランキングにしろと言われるとこう並べるかな」とのこと。
続いて第8位はちょっと変わったゲーム。
第8位 宝石の国
アフタヌーンで連載中の漫画、『宝石の国』4巻の特装版についてきたカードゲーム。ルールは傑作カードゲームとして有名な『ラブレター』を宝石の国の世界観に合わせた新バージョンになっています。ゲームデザインは『ラブレター』と同じカナイセイジ。2人から5人用。
基本のゲームカードは16枚。一枚ずつ最初に配り、自分の番に山札から一枚とり、2枚のうち一枚を場に捨てて、効果を発動という単純なゲーム。
カードの効果(相手のカードが何か当てる、相手とカードの数字を比べて相手より大きいなど)で勝つか、山札が全部なくなった時に、手札を公開し、相手よりカードの数字が大きいと勝ち。
市川春子先生のイラストとキラキラの加工が美しい。基本セット以外にアフタヌーン本誌で付録になったカードとtwitterで「特装版買ったよ」とつぶやいたらプレゼントされたカードがあったはず。twitterの方のカードはtwitterをやってなかったので未所持。
弟が「オリエンタルラジオのあっちゃんが出したカードゲームがやりたい」と言うので、同じラブレターを元にしたゲームを持ってるよと今日(2019年11月17日)プレイした。
弟曰く、「2人でやっても結構面白い。こういう絵が好きな人はこのゲームやるきっかけになるかも。カナイセイジさんすごいね」とのことでした。
二人でやるとどうしても3番の「手札の数字を比べて大きい方が勝つ」で勝利することが多かったので、3番を1枚抜いて基本セット以外のカードを足してプレイするのがおススメ。
第7位はちょっとおしゃれなゲーム。
第7位 Quarto
共通点のある4つのコマを縦、横、斜めのいずれかに並べて「クアート!」と叫べば勝ちというルール。そしてこのゲームの肝は相手が次に出すコマを自分が決めるというもの。Blaise Mullerがゲームデザイン。二人用のゲーム。
まず箱がおしゃれ、。所持しているのはmini版だけど、価格は高いが、ボードが大きく高級感のある通常版も売っている。
コマもボードもおしゃれ。コマはそれぞれ、白か黒か、高さが1か2か、形が丸か四角か、穴が開いているかいないかの特徴がある。
下記写真だと穴が開いていない4つが並んでいるので、それに気づいた場合「クアート」と言えば勝ち(二人とも気づかなかったらゲームが続く)。
弟曰く、「こんなかだとルールが一番簡単だし、ボードゲーム初心者におススメ。相手が盤面上で勝ち方を忘れろと願いながらプレイした。やべえ負けそうとなっても相手が気づいてなかったら嬉しくなる」とのこと。
このゲームは自分で渡したコマで負けるので、負けると結構くやしくなる。僕個人としては頭をヒリヒリさせるような勝負がしたい人におススメしたい。
第6位はちょっと話題になったゲーム
第6位 シノミリア
ボードゲームなのに主題歌があったり、youtubeで人気のガーリィレコードチャンネルさんにルール説明動画を撮ってもらっていたりと、プロモーションに力が入っているという点でも有名なゲーム。「ギャンブル漫画の主人公のようなボードゲーム体験ができる」と自ら謡っている。ゲームデザインは大塚健吾。二人用ゲーム。
最初に場に出るチップの合計数を予測し、数字カードを出す。その後、チップを積むか、パスをするか、相手に1枚チップ払い場に出したカードを交換するか(1ラウンドで1回のみ可)を選択。続けて両者ともパスをしたら、カードを公開し、場のチップの数と出したカードの数字が近い方が場のチップを総取り。簡略し説明するとルールはこんな感じ。
9以外の数字は使いきりなのでラウンドが進むと残ったカードのどれを出しているかが読みやすくなる。チップに重量感があり、実際に手で場に置くと賭けている感じが出る。
弟曰く「最初はルールが複雑に聞こえるけど、慣れると簡単。頭を使う感じが面白い。勝てると嬉しいし、相手が戦略にひっかかるとたまらない」とのこと。
個人的にはブラフと煽りを交えて、ヒールっぽく戦うのが楽しいゲームです。「思い通り動いた」や「途中まで狙い通りだったのに」などのゲーム後の感想戦も楽しめます。
ここらへんからジャンルが違うし、どっちも面白いからランク付け難しいとのことで、第4位は2個
第4位 ゴブレット
マトリョーシカのように重ねられるコマを使った4目ならべ。Therry Denoualがゲームデザイン。2人用ゲーム。
シンプルかつシックなデザインのコマとボード。相手のコマに自分のコマを被せたり、被せていたコマを動かすことで下のコマが出てきて、一つのコマを動かすだけで盤面の状況が大きく変わるゲーム。やってみるとルールは単純なのだが、文章で書くとややこしくなるので今回は省略します。
弟曰く、「ルールが簡単で、勝利方法もわかりやすい。一回遊ぶとルールが覚えていられる。カードゲーム系のカード効果を一度遊んでも忘れるのとは違う」とのこと。
7位のQuartoと似たゲームなんだけど、こっちのほうが一手で状況が大きく変わったり、被せたコマの下のコマってなんだっけと盤面を楽しめる要素が多い印象。このゲームを元にした「ゴブレットゴブラーズ」という3目並べのゲームもあり、そっちは可愛いモンスターのコマで、よりシンプルなルールで遊べるようになっているらしい。
第4位 ドミニオン
言わずと知れた大人気デッキ構築型ゲーム。領主となって、自分のデッキ(領土)を発展させ、他の領主に勝利することを目指すゲーム。プレイ人数は2人から4人。Donald X. Vaccarinoがゲームデザイン。
自分のターンに手札からカードをプレイし効果を発動、手札から財宝カードを出し、好きなカードか勝利点カードを購入し、捨て札にする。山札が無くなったら、購入したカードが混じった捨て札をシャッフルし、山札にする。購入し、捨て札にし、山札にすると繰り返すことで自分のデッキを成長させられるゲーム。このドミニオン第二版だけで500枚のカードがついてくるうえ、新たなカードで遊べる拡張版も多種出ている。
弟曰く、「これは面白い。計画性がいるゲーム。最初に今回の勝負では何をするかを考え、カードを狙っていかないと破綻する。カードの種類が多く難しいがルールを覚えると楽しい」とのこと。
カード同士を組み合わせて、コンボが狙えたり、単体で強いカードを集めたりとカードに対する知識も大事なゲーム。ボードゲーム未経験者が最初にやるには厳しいが、遊戯王やポケモンカードなどのトレーディングカードゲーム好きははまりそうだと思う。
続いて第3位はとってもシンプルなゲーム
第3位 Rivals
王国の王が亡くなったので、二つの隣国の王子二人のうちの一人を王様に選ぼうみたいなゲーム。ゲームデザインはカナイセイジ。二人用ゲーム。
8枚の手札を一枚ずつ出し、公開。カードの数字や効果で勝負をつける。4回先に勝った方が勝者という単純なルール。カードの枚数も効果も相手と共通でカードは使い切り形式。運がいっさいなしの読みあいゲーム。
弟曰く、「簡単。準備いらない。場所いらない。相手の手札を覚える必要ないし、なんなら見せてもらっても大丈夫。そんなに簡単で誰でも楽しめるのにハラハラする」とのこと。
個人的には5分でだいたい終わるので、負けて悔しかったら「もっかい!」と何度でも続けちゃうゲームかなと思う。一回試しでルールを覚えるのにやるのも5分かからないので誰とでも時間があったらやれるのが魅力的。
ランキングつけるのが相当悩ましかったらしく1位も2つ
1位 PAPER TALES
1国の国王となり、長い歴史の中で自分の国を発展させ、他国と競い合うというゲーム。日本で生れたヴォーパルスというゲームの海外リメイクが日本に逆輸入された作品。ゲームデザインはMasato Uesugi。2人から5人用ゲーム。
プレイヤーは自分のお財布事情と比べながら雇いたいユニットをドラフトし、決められた枚数のみ配置、戦争をして、収入を得て、建設し、ユニットが年をとる。最終的に最も勝利点を稼いだプレイヤーが勝ち。このゲームの特徴は主に2個。一個は雇ったユニットが年をとり、去っていくというシステム。これにより、だいたいのユニットが全4ラウンド中の2ラウンドまでしか使えないため、この金を出して今このユニットいるかなと悩む要素が大きくなる。ユニットに使用期限が生まれることで、一国を経営している感じが出ている。
もう一つは遊んでいる全員が同時にプレイが可能だということ。他のゲームだと、誰かのターンの後に時計回りでまた誰かのターンをやって、全員のターンが終わったらこのラウンドが終了で次のラウンドへとなり、自分のターン以外は待つことになる。このゲームは他プレイヤーと干渉するのはドラフト時と戦争時の兵力を比較するときのみ。それ以外は自分でカードを配置し、自分で計算し、自分で建設するだけなので、全員同時にターン処理ができる。やってみると複雑なゲームなはずなのに30分ほどで終わってしまう。
弟曰く、「簡単でなおかつ絵が親しみやすいよね。みんな好きな絵だと思う」とよくわからないコメントをしていた。
簡単に感じるのはやはり同時にプレイできるというゲームシステムゆえだと思う。相手に干渉する効果のカードがないから、カードの効果も難しすぎないし、人に邪魔されるという要素も薄いため、わずらわしさがない。
二人プレイの場合、ほぼ自分が好きなカードはドラフトできてしまうため、相手とのバランスを見て、自国を作るというプレイングよりも、僕の考えた最強の王国みたいなプレイングになる。とても気楽。
面白かったので拡張版も勝った。
1位 Lost Cities
辺境の地を探検し、コストを支払って、最終的により多くの成果を上げて名声ポイントをより多く集めたプレイヤーの勝利。
Reiner Kniziaがゲームデザイン。二人用カードゲーム。
5色の2~10の数字が書かれたカードと各色3枚の挑戦カードがある。
基本的にはカードを自分の場にプレイか、捨て札にしたのち、山札もしくは捨て札の一番上からカードを一枚引くというのを交互に繰り返すだけのゲーム。同じ色を並べて数字文ポイントが増えるのだが、一色につき探検コストとして―20ポイントかかるのと、数字の小さい順にしか置けないのがこのゲームの肝。
この手札だと赤を進めたくなるけど、20ポイント以上になるかな?と考えたり、相手はどの色を集めていくつもりだろうと考えたりするのが楽しい。
弟曰く、「相手がどの色を進めていくか考えつつ、自分の勝負する色を決めて、ひたすら強いカードが来るのを願う。そこが楽しい」とのこと。
このゲーム、やってみるとわかるけど自分の狙っているカードが引けると本当にうれしくなるのだ。麻雀みたいに必要牌引けたってなる。
単純だけど、運の要素と判断の要素の勝敗に関わる具合が絶妙な配分で、何度でもプレイしたくなるゲームだ。
僕もこの中だと一番好きなゲーム。
最後に
私的なランキングでしたが参考にしていただけると幸いです。
こうやってみるとたくさんゲームしてきたなと思う。弟の好みなど考えずに自分のやりたいゲームを買っていたはずなんだけど、弟に「どれも面白い」と言われるのは割と嬉しかった。
弟が最近になって「頭を使うゲームが好き」や「あっちゃんのゲームしたい」、「ボードゲームカフェに行こう」など言いだしてきたので、思い付きでも続けると知らんうちに人の趣味嗜好を左右させるもんなんだなと驚いている。
週末にボードゲームカフェに行く予定なので、何か面白かったら記事にするかもしれん。ただ二人で行って、相席でプレイしてくれる人っているもんなのかしら。
サポートしていただいた場合、たぶんその金額をそのまま経費として使った記事を書くと思います。