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急に山が白くなったので見てきたら、原因が分かった話

どうも糸島市在住のMr_noiseです。
ある夏の朝、起きて外に出たら山が白くなっていた。
たしか昨日までは普通に緑じゃなかったけっと思ったけど、自信がない。

 これがたしか今年の7月か8月くらいのことで、出勤前だったので、あれまだ寝ぼけている?と思った覚えがある。その日、帰宅して両親に「あのさ、あの九大の近くの山、急に白くなっていない?」と聞いたら「そんなわけないやろ」と言われた。しかし、実際、次の日も山は白い。会社の人にも聞いてみたけど、そもそも白くなった山(九大付近)を見ることが日常的にないからわからないとのこと。白くなった山を見に行きたかったけれど、どうも忙しく今日になってしまった。

そして今日も山は白い。

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今日、雷山川の坂本橋から撮った写真
スマホで撮ったので、わかりにくいけれど白い建物の奥が白けている。

白くなる前のグーグルマップの同じ場所からの風景がこちら。
比べると低くなだらかな山の一部が白くなっていることがわかるだろうか。

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 アップにするとこんな感じ。赤丸のところが白くなっている。
ちなみに白くなっている部分の右にあるマンションみたいな建物が九州大学。

 白くなった原因を考えると三つくらい想像できた。
①山を削っている。
②竹の花が咲いた(竹は120年に一度花を咲かせて枯れると、以前ナイトスクープで見た)
③薬品を撒いた

 我ながら現実的な想像で面白くないけれど、どちらかというと原因が何か探るというより、実際に近くで見たかった。

 そしてこの場所に今日行ってみようと思ったのだけど、ここにどう行くのかがよくわからない。

 元岡幼稚園のあたりっぽいがこの山に入る道が地図上で見当たらない。
とりあえず伊都の湯どころの隣くらいの道くらいから山へ入れないかと行ってみた。

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伊都の湯どころの裏手辺りの写真がこちら。

 すると早速、白い原因がわかった。竹が白くなっている。それも他の木々は緑のままで竹だけが枯れたように白くなっていた。近くで見たいが、この場所はフェンスで阻まれ、道の先は立ち入り禁止になっている。

 その後もどうにか山に入る道を探すが、見つからない。どうも九州大学内に入らないとこの山に行けなさそうなのだ。大学敷地内だと道から見ることしかできなさそうだなと思いつつ、九大内に入り、白くなった山部分をよく見れる場所を探した。

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 九大中の守衛舎近くで撮った写真がこちら。

 地図上で見ると伊都の湯どころと九大農学部を結んだ中間あたり。僕が坂本橋から見ていた場所の裏にあたる場所である。ここまで原チャリで坂を上ってきたら、ちょうど目の前の建物に車を停められている人がいて、建物の前のフェンスに関係者以外立ち入り禁止の文字。道で見ている分には問題ないと思うが、気まずいので車から降りてこられた方に話しかけた。

「こんにちは。なんかすみません。山が白いのが近くで見たくてですね」
「ああ、これね。大学が薬を使ったんですよ」
「じゃあ、別に竹の花が咲いたとかではないんですね。竹林は放っておくと広がって管理が大変だからとかですか」
「そう。もともと東側(大学の)にも使っていて、今度は西側に使ったんですよ。だから今はこちらだけ白い。大分、お金を使ってますよコレ」

 教えていただいた方にお礼を言って、帰った。

 僕が九大生だったら枯れた竹林に入って映像や写真撮りまくりたいなとか、こんな竹だけ枯らす技術があるんだなとか、九大には大学敷地内で狩りを行う狩猟部があったはずだけど狩猟に影響でないのかなとか色々思った。

 ただ実際に不思議に思ったことの現地に行ってみたら、原因がわかったという単純なことがうれしかった。行ってみた甲斐があったぜ。

雑に終わり

#コラム #エッセイ #山 #不思議 #糸島市  





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