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教師の語り その36 〜勘を信じる〜

オランダの心理学者アプ・ディクステルホイス氏は、サッカーの専門家とそうではない2つのグループを集めてリーグ戦の結果を予想させる実験を行いました。

両グループともに、最終的な判断をする前に2分間の熟考が与えられた班よりも、試合とは全く関係のない課題で意識をそらせて判断した班の方が正確な結果を予想したそうです。

必要以上に目的とすることに時間をかけすぎると、余計な情報が加わり、逆に予測の精度が下がるようです。

テストでも、迷いに迷って最後に変えた答えが実は正解だったなんてことはよくあります。

肉体化された努力の結果とも言える「勘」。
迷った時には、それを全面的に信じるという選択肢もありなのかもしれませんね。

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