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連敗にあえぐプロ野球ファンへ送る対処法

 応援しているベイスターズ、今日は中日に1対11の大敗である。3連戦の1つ目でコレだと、あと2試合はどーなるのか、考えるだけで憂鬱になる。
 名古屋の3試合の後は、もっと苦手にしている広島カープとの3連戦、これもアウェイの戦いだ。
 たいてい、アウェイは不利である。まさに地の利だ。思いつくだけでも、マウンドの傾斜が合わない、天然芝は人工芝と違う、風向きや太陽の角度が違う、クッションボールの跳ね方が違う…
 選手が頑張れば頑張るほど、連敗というアリジゴクに飲み込まれるような。そんな負け方が続く。
 でも、もっと酷い目にあっているのが、東村山の向こうに住む獅子さんである。2試合連続サヨナラ負け、4月にして全アウェイ5球場(北海道・仙台・千葉・大阪・福岡)サヨナラ負け達成…
 すごすぎる、すごすぎるわ。

采配批判はNG

 そんな時、つまり贔屓チームがドツボにハマっている時、ファンはどう苦境をやり過ごすべきか?
 采配批判は、やめた方が良い。
 それ、仲間たち、みんな同じことを思っているから、千人ぐらい、Xに同じこと書いちゃう。
 そしたら、選手や関係者からするとウザいだけで、なにも届かない。
 批判をしても意味がないと知ろう。

 では、どうすべきか?

笑おう、演芸のチカラを借りて

 連敗していると、気持ちがモヤモヤするし、機嫌が悪くカリカリするものだ。
 そんな時、僕は演芸のチカラを借りる。
 野球ファンにお馴染みなのは「阪神演芸」…いや最近は阪神が強すぎて演芸になってないな。失礼。
 実はきょうも浅草演芸ホールに行ってきたところ、だいぶモヤモヤが晴れた。

 演芸は①漫才、②落語、③その他の色物(太神楽、紙切り、手品、モノマネ、三味線漫談etc)に大別されるが、これらを一箇所で楽しめるのが寄席だ。
 通常3千円ぐらいの木戸銭(チケット代)だが、夜間は割引する寄席もある(浅草演芸ホールは、18時以降2500円で3時間近く楽しめる)。

在京球団ファンは寄席を使おう

 東京の良いところは、新宿・池袋・上野・浅草と寄席が4軒もあることだ。
 大阪は「なんばグランド花月」のように、漫才がほとんどで落語が少し、あとは新喜劇という形態で、寄席とは言い難い。
 寄席は落語主体だが漫才もあり、飽きた頃に三味線とかアコーディオンとか音ものがあるので飽きない。
 観光客や子供連れもいるから、初心者でも入れる。ちょっと建物は古色蒼然としているけれど、臆せず入ってほしい。
 落語は漫才と違って、内容を聞いて爆笑するようなことは無いが、慣れてくると落語家の個性の違い、具体的には口跡(こうせき)や人物の使い分けの妙に気付きがあるだろう。そして、好みの演者や噺(はなし)ができてくるようになる。

なぜ演芸はプロ野球ファンに合うのか?

 以下、私見です。

・演芸もプロ野球も「客席から芸を観る」という共通点があり、なじみやすい

・演芸の笑いは、漫才のような「笑わせられた笑い」ではなくて、「芸に納得して笑う」がゆえに心に残り、敗戦のモヤモヤを中和してくれる

・演芸はプロ野球のような勝ち負けの世界ではない。また落語は人生の負け組に優しい、熊さん八つぁん与太郎の庶民の世界、ゲラゲラ笑えばカリカリしないですむ

・12月から3月にかけて、やきうの試合が無い時期でも寄席で楽しめる(ワタシにとってはココが大きかった。冬は寄席でやきうの禁断症状を堪えてますね…)

結論 ベイと西武のファンは寄席に集合せよ

 いささか短絡ではありますが、一球速報やスカパー・DAZNで一喜百憂してしまったら、寄席に行きましょう。
 西武ファンなら池袋演芸場が近いですね。
 私も、連休に浅草演芸ホールに行くつもりです。広島、強いしね…
 え、ロッテさんも最近厳しいんですか? 
 じゃ、一緒に浅草行きましょう。ソトについて3時間語りましょう…

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