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ヴィヴィサポにも(たぶん)分かるV・ファーレン長崎レビュー

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レビューと呼ぶにはおこがましいが、V・ファーレン長崎の戦術的な部分を考察するブログです。 当ブログは「例えばヴィヴィくん目当てでスタジアムに来たライトな人にも、折角ならサッカー…
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#愛媛FC

【秋元を褒めよう】第3節 愛媛FC戦【雑感】

①スタメン 長崎は秋野・カイオ・加藤とボランチ3人がスタメンに名前を連ねたことでアンカーを置く4-1-2-3かと思われたが蓋を開けたら加藤がトップ下の4-2-3-1だった。亀川は去年10月の大宮戦以来の復帰となった。インタビューを見る限りどうやらぶっつけ本番だったようだ。 対する愛媛はポジショナルなサッカーを志向した川井監督が退任、長沼や丹羽など一部主力も退団している。新監督を迎えてボール非保持志向に大きく舵を切っている。厳しいオフシーズンではあったが町田からリーグ屈

【長崎は昇格できるのか?】第28節 愛媛戦&第29節 大宮戦【メモ】

新潟→金沢→甲府のアウェイ3連戦は辛かった。万全を期して望んだものの獲得した勝点は2、あまりに報われない結果だった。思い返せばあの本間至恩の同点弾がケチのつき始めで、結局長崎は8戦勝利から見放されて順位を大きく下げた。 そして迎えた魔の10月、6試合中5試合がアウェイという鬼畜な日程。しかも磐田→北九州→愛媛→大宮という地理的にも繋げづらい4連戦を含んでおり、どう考えても今シーズン最大の正念場だった。結果的に10月に獲得した勝点は11となり、自動昇格圏の目安と言われる「試合

【戦略的我慢比べ】第4節 愛媛戦【雑レビュー】

長崎2-0愛媛で決着したこの試合、シュート数は長崎15本に対して愛媛はわずか2本。この結果だけ見た人は「ああ、長崎の圧勝だったんだな」と思うかもしれないが、内容はそうではなかった。互いに戦略的な狙いを持って相手を崩しにかかり、どちらに勝ちが付いてもおかしくない展開になった。 ものすごくタクティカルなゲームになった。愛媛のボールを握るサッカーに対して、われわれも対抗できた。攻め合い、握り合い、崩し合いと。それでどちらが先に決定打を打てるのか我慢比べのようなゲームでした。 (手