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あなたがイライラする理由

アルコール依存症のななにいにです。
コロナも5類になり街に人があふれてきました。毎朝の通勤でもたくさんの人がいてムシムシしますね。私は最近イライラすることが多くなってきた気がします。
駅の改札でICの残金が足りずに改札ゲートで足止めを喰らってしまったり、バスに乗る際に高齢者が財布をゴソゴソ小銭を探すのを見てイライラすることはありませんか?
超満員の電車の中でインターネットを使っている際に、通信速度が遅くてイライラすることはありませんか?
取引先の商品説明を聞く際に、説明がたどたどしくて何言ってるか理解できずにイライラすることはありませんか?
イライラする際、イライラする理由の100%が外的要因にあるわけではありません。どんなことであってもイライラしているのはあなた自身なのですから少なくても30%くらいはイライラしているあなたに原因があると思っておいた方がいいと思います。その理由をこれから書いていこうと思います。

【ポイント:イライラしている人は超ビビり】
私はいろいろな面でルーズなのですが、待ち合わせ時間にとても厳粛な人間です。仕事の打ち合わせであれば少なくとも20分前には現地に到着していますし、もし遅れそうになる場合は、前もって前日などに予定の調整を行います。それを私は当然のことだと思っていましたし、そうすることで私の心の平安が保たれています。
とある日、私は午後から仕事の打ち合わせがありました。その前に散髪を済ませてしまおうと思いました。私は1000円カットを使っているのですが、その日は日曜日だったので、ショッピングモールにある1000円カットは10時の開店から25分で28人待ちの状態でした。しかし、約束の時間に間に合うためには2時間後までに電車に乗ればよかったので、理容師さんが4人いて、一人15分で切り終わったとすると十分間に合うと思っていました。
次が私の番になるまではサクサク進んでいたのですが、私の前に髪を切っていたのが子連れでした。子供の場合は最後に親がカットのチェックをするのですが、私の前に髪を切っていた子供の親はあれこれ理容師さんに難癖をつけていました。他のお客さんも時間のかかる「ツーブロック」だったり、話好きのおばあちゃんだったりして、待てども待てども私の番が来ませんでした。
イライラを紛らわせるためにイヤホンをつけてYouTubeでも見ようかと思いましたが、理容室への電波の通りがイマイチで視聴することができず、それも私のイライラを増長させました。
私はかなりイラだっていました。私の前まではサクサク進んでいたのに、どうしてこの後用事がある私の前でピタッと止まってしまうのかと!
理容師に難癖つけている親子も、理容師にずっと話しかけているおばあちゃんも全員◯ね!と思っていました。その後、かなり時間ギリギリで私の番が回ってきました。遅刻するのは本当に嫌だったので早くササッと切ってほしかったのですが、私の顔見知りの丁寧な理容師さんに当たってしまいました。カットの腕前は良いのですが、少し話好きで、丁寧に時間をかけて切ってくださる方です。
約束の時間に間に合わないだろうと、怒りを通り越して涙を流しそうになりながら髪を切っていただきました。幸い会話もなくササッと切っていただき、駅まで猛ダッシュした結果電車に乗ってちょうど約束の時間に間に合いうことができました。しかし、私の心はずっとザワついてしまい、よい一日を送ることができませんでした。

私は美容室で待っている際めちゃくちゃイライラしていました。小声で「あー」とか唸りながら貧乏ゆすりをしていました。そばでその姿を見てみると「なんか怖そうな人だなあ」と近寄りがたい印象を与えるかもしれませんが、内心は時間に間に合わないかもしれないことに超ビビっています。

駅の改札で残金が足りず足止めを喰らった際に、後ろのサラリーマンが嫌見たらしく舌打ちをして睨んでくることもありますが、怖そうに見えて彼は内心時間が間に合わないかもしれないと心で超ビビっています。時間の管理ができない自分のミスを他人にかぶせようとしているクズです。

自宅でパーティをして酔っぱらった招待客が自宅の壁をぶち破った際にイライラしたり、招待客を翌日怒鳴りつけることもホストがビビりだからです。
その後の修繕に時間が取られることをビビっているだけです。淡々と修繕の実費を招待客からもらえばいいだけなのですから起こる理由なんてありません。

会社で部下の事務ミスが多くてイライラして怒鳴り散らかしている管理職がいます。それは部下のミスのせいでさらに上の管理職から自分も怒られることをビビっているビビりです。部長や役員から怒られることを嫌がるのであれば中間管理職なんてなるべきではありません。

他にも例を挙げればきりがありませんが、イラついたり怒鳴ったりしている方がまるで正義のような気がしますが全然そんなことはありません。事実は事実として受け止めるだけでいいのですからイラつく理由なんて何一つありません。自分の感情に余裕がなく、「超ビビり」であることを大衆にさらしているだけです。

大人として感情が乱れるということはカッコ悪いことです。映えるのは映画の世界だけです。その点注意して無駄な恐れを感じずに生きていきたいですね。

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