【相談】他人の目が気になります

【相談】会社員27歳男性

私は普通の会社員です。ただ他人の目が気になってしまって会社に行きにくくなっております。相談に乗ってくれたらうれしいです。

私は東京の下町で育ちました。普通の家庭に生まれた普通の男の子でした。
中学生くらいになってから女性を意識し始めました。そのころに初恋を経験したのだと思います。
いまでも覚えていますが、私は好きになった女の子に声をかけることができませんでした。なんで話したこともない女の子を好きになったかって言われると難しくて、中学校くらいの恋ってそういうもんじゃないんでしょうかね。

でも、なんとなく近づきたくて、でも近づけないそわそわした感じを続けていたと思います。
ある日、友人づてに私が好きな子のことをずっと見ていることに関して本人が気持ち悪いと言っていると聞きました。私はまるで城の石垣が一気に崩れるような感覚に陥りました。
私は何もしていないのです。ただマゴマゴとしていただけなのです。それでも嫌われてしまう。それから私は何となく他人に対して壁を感じてしまいます。
結婚もしていません。彼女もできません。私の時間はあの時から時間は止まってしまっています。職場でも誰かに陰口を言われているような気がしています。誰かの視線を感じます。

過去は変えられないことは分かっています。でも、何ともならないんです。
知恵をください。

【ななにいに＠メンタル兄貴の回答】
辛い経験をされましたね。いまも引きずっているということは、ずっと頭の中にその出来事、女性が住んでいるんですね。
そして、あなたの頭のそれらは月日が経つにつれてどんどん膨らんで大きくなって、あなたの容量を圧迫しているわけです。でも離すことができない・・・。地獄ですね。

結論、その思い出を手放すか小さいものにしたほうがいいです。そうしないと思い出にあなたはつぶされてしまうでしょう
あなたはその女性を恨んでいるのではないでしょうか。自分は何もしていないのに勝手に嫌われたと。私も同情します。同じ立場だったら100年の恋も冷めて刺し違えてでも殺したくなります。

でも、あなたの今の目的はこれからの人生を生き易くすることであり、その女性を恨み殺すことではありません。いまあたなはその過去の女性を家賃も取らずに自分の頭の中に住まわせている感じです。忘れることはできませんが、善く生きることはできると思います。

【ポイント】
①あなたが他人の視線が気になっている「目的」を考える
あなたは何か目的をもってその出来事を頭の中に住まわせています。確かにその出来事はありました。でも、そのように悲しいことが起きたことが原因でいまのように生きにくさを感じているのであれば、他の人もそうでなくてはなりません。でも、中学校の時の悲しい経験を10年以上も引きずって身動きが取れない人はそこまで多くはないでしょう。学生時代なんて誰もが悲しい恋の味を覚えるのですから。
考えられることとしては「それを理由に行動しないほうが楽だから」「そ仕事がうまくいかない理由をそれのせいにして自己正当化を図っている」などが考えられます。

②過去にあなたがその女性に与えた影響を考える
過去は自分に都合がいいように編纂されます。あなたは確かにつらい経験をしました。しかし、その時女性が気持ち悪さを感じていたことも事実だと思います。でもあなたのすぐ取り出せる記憶には、自分が「されたこと」しか覚えていません。でも、整理すれば、あなたも何かしらの恐怖心を与える行動をとっているものです。たとえ、ずっと遠くから見られたということが本当にすべてだとすれば、その女性にとってはその事実が気持ち悪かったということでそれ以上でも以下でもありません。思い出してみてください、自分に利己心、配慮のなさ、恐れがなかったのか、愛はそこにあったのか。
それが、悲しい理由と結びつくはずです。

③どう生きるか
どちらにしてもあなたはこれから生きていかなければなりません。どう生きるかはしっかり考えなくてはいけないでしょう。
恐らくあなたは他人に対していろいろな感情的反応をしやすい人なのだと思います。プライドは高めで、自尊心は低い人だと思います。
自尊心を上げるためにはごみを拾ったり、積極的に社会や人のために立とうとすると湧いてきます。
プライドは低い自尊心をこれ以上下げないために守るために高くなります。
身近なところからできることをやっていきましょう。

結局ポイントの最初の二つは過去のことですが、それらに自分なりに整理をつけて生きるのか、それを超える幸せな時間を生きるのかなのだとの思います。

私だったらマンションの敷地内のごみは必ず拾うなど、なにか社会の役に立てることを不満を言わずに継続します。継続した先に何があるかは神様しか分かりません。でも、信じて善い行いを続けていけば、何か起きると思いますよ。

ご相談、ご質問はななにいにtwitterまでお願いします。