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下ネタを辞めることができません

【相談】会社員23歳男性

こんにちは、いつも楽しみに読ませていただいております。
ここに相談されている人たちは大体が精神科のお医者さんから何かしらの相談をもらっている方だと思います。私は精神科のお医者さんから診断をもらったことはありませんし、カウンセリングもしたことがありません。
その前提でご回答いただけましたらうれしいです。

私は今年度入社してまる一年が経とうとしている会社員です。大学時代までは割と普通の人間だと思っていました。
所謂生きづらさみたいものは経験していましたが、特にいままで目立った不自由は感じずに生きていました。
しかし会社に入った後、TPOがわきまえられていないということで怒られるケースが増えました。

例えば、取引先との宴会のときに何となく空気が重たくて、それで私は裸踊りをしてそれまで重苦しい雰囲気だった宴会の空気を一気にブレイクしてみんなが楽しそうにしていました。
商談の結果もうまくいったと聞いています。しかし、宴会の次の日、部長に呼ばれてTPOがなっていないとお叱りを受けました。

また、合コンのときになんかみんな湿っぽいラブソング何かを歌っており、ダサいと思ってみんなで盛り上げられるような歌を歌ったり、全裸になって踊ったりしていました。その場ではみんな楽しく歌って踊っていましたし、仲間のなかでもそのなかでカップルができたりしていました。
でも、その時仲良くなった女の子たちとはもう会えませんでした。それに、そこでできたカップルの女の子の方が絶対に私は呼ばないでほしいというのです。女の子の方が嫌がるのは分かります。その場では笑っていたのでしょうが、確かに汚い男の裸なんて見たくありませんよね。でも、最も腹が立つのはそこで「僕のおかげで」付き合うことができた男の方がかばってくれないことです。さらに便乗しているようなのです。

私は問い詰めたところ、彼は謝罪しました。そこで私は半ば冗談で「お前と彼女のセックス動画見せてくれたら許してやるわ」といいました。
そしたら彼は激怒してそれ以降かれとは気まずい仲が続いています。

私の問題点は衝動的に性的な発言をしてしまうことだと思っています。でも、どうしても抑えられませんし、それで幸せになっている人がいるのも確かなのです。
私はどうすればいいのでしょうか、アドバイスをください。

【ななにいに@メンタル兄貴の回答】
おそらくあなたは元々は性的な話題に関しては人一倍触れないでおいた少年時代をお過ごしになったのでしょう。中学生くらいで周りが性的な話題をしているのについていくことができずに少し寂しい想いをされていたのではないでしょうか。
その話題についていくためには脱いだり、もっときつい下ネタをいう必要があり、それが幸か不幸かウケてしまった。でも、男の子はみんな下ネタが好きですし、発達の早くてオープンな女子だったらそんな話題にもついてきてくれて、何となく下ネタを通じて仲良くなれるような感覚があったのだと思います。

でも、だんだん下ネタをストレートに言う人もいなくなり、割とキラーパス的に使う人が増えてきたものの、あたなは対人関係に若干不得手で、下ネタを出すタイミングも難しかったり、下ネタ以外で笑いを取ることができなくなってしまった。
そして最終的には自分の性体験を誇張して話して「コイツはやばいやつだ」といわれることに一種の幸福感を感じて、どんどん発言がオーバーになったり、パートナーに求めるものもオーバーになってしまう。

あなたは周りは笑ってくれているから、求められるから貢献している気持ちになっている。しかし、一部の人からすれば気持ち悪いしどこでもかしこも下ネタを言うから呼びたくない存在で、大多数の人もあなたのことを面白い「仲間」ではなく会費を払ってまで来てくれる「演者」みたいな感覚でしか見ていないのだと思います。

あなたはそのうち初対面の人や女子比率がたかかったり、シラフの席でも下ネタを言うようになります。それも一般感覚では結構きつめの下ネタです。
クレームが来ていることがわかったあなたは改めようとしますが、その場に立つと他の面白い話はできませんし、いつも会合の場では人の話を聞かずに自分が何を話すかしか考えていないから傾聴をすることもできない。

あなたはそれに薄々気づき始めている。だから恐れが生まれ、人を恨むようになり、怒りが生じて他人を傷つけることになります。あなたが思っている以上に何も言わないけれどもあなたを煙たがっている人が多くいるのではないかと思っており、だんだん自己憐憫に陥り、人と関わるのも少し怖くなっていることでしょう。
だから、カウンセリングではなく気軽に聞けるななにいにに相談をしてきたというところではないでしょうか。
多分、図星じゃないかなと思います。それはまさに私そのものだからです。

その処方箋はいくつかあります。
酒を飲まない・・・衝動的に下ネタを話すリスクを無くせます。断酒が一番いいです。
仕事関係の会合の場では、自分が使用としている話題、やろうとしている芸に関して利害関係がない人に相談する。なぜ利害関係がない人がいいかというと、これは私の意見ですが、利害関係がある人であれば、特にあなたは使用人の立場だと思いますので、基本的にノーリスクを求められます。そのため、あなたの独創性が折れてしまう可能性があるからです。成功よりも、絶対に失敗しないことを求められる冠婚葬祭のお話なんかは関係者にお話しした方がいいと思います。

結局あなたは自信がないから下ネタを連発してるんです。下ネタは、ドラゴンボールでいえば、かめはめ波みたいなもんです。かめはめ波は有名ですが、原作では大事なところでしか使いません。さらに、使っているうちに飽きられるので、連続かめはめ派や親子かめはめ波といったようにだんだんグレードアップしていく必要があります。漫画の必殺技がグレードアップするのはいいと思いますが、下ネタがグレードアップしていくと結構悲惨です。
私は4年前飲み会でドラゴンボール的には元気玉なみの話をして女性の先輩社員を泣かせました。その話が嫁に漏れて結構な修羅場も経験しています。

「相談と熟考」大切でしょう。ただすぐに直せなくても、衝動性が現れるたびに気づいていけば、時間をかけて治っていくと思いますよ。
すぐに直そうとすれば、うまくいかなくて自己憐憫にさいなまれることになります。
一緒に直していきましょう。

ご相談、ご質問はななにいにtwitterまでお願いします。

今日はバレンタインデーですね。
私にとって毎年バレンタインデーは仏滅です。




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