カレンダー博士
彼は人呼んでカレンダー博士
古今東西のあらゆるカレンダーを収集し研究を行っている。
ある日カレンダー博士の功績が認められ、講演会をすることになった。
カレンダー博士が真面目に準備したおかげか、講演会は大好評だった。
最後の質問コーナーでは、様々なカレンダーに関する質問に対し、ハキハキと答えていくカレンダー博士
「カレンダーっていつからあるの?」
「コレクションの中で一番価値のあるカレンダーはどれ?」
「博士のグラビアカレンダーは発売しないの?」
様々な質問が飛び交う中、最前列の少年が「カレンダーが好きになったきっかけはなんですか?」と質問をした。
少し考え込んだあとカレンダー博士は答えた。
「子供の頃にとても不思議な日があったんです。毎月定期的にやってくるが祝日ではない。そのくせ平日というわけでもないし、別に何か変わるわけでもない。そんな日がカレンダーに載っていたのです。それが不思議でしょうがなくてカレンダーに興味を持ったのがきっかけかな」
少年が続けて質問をした「それってなんて日?」
カレンダー博士は優しい笑顔で言いました。
「プレミアムフライデー」
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