1週間の振り返り(44/52週目)
駆け足で霜月を過ごしている。
振り返り
己の人格や器の大きさが問われているな、と感じる場面に多く遭遇した。なるほど、先週からの流れが継続しているようである。まあ、どちらかといえば、自分自身のあり方について考える作業を自分で勝手にしているだけだな。
組織の成長はトップの器の大きさで決まる、という言説をよく聞く。なるほど、たしかにそうかもしれないね。自分は組織のトップになりたいか?と問われると、必ずしもトップになりたいわけではないけれど、トップを張れるくらいの人物にはなりたいと思っている。その方が色々なことが出来そうだし。
自分の戦闘力は、戦う場所によって変わる。不得手な場所で戦えば、仲間の足を引っ張ることになるだろうし、逆に得意な場所で戦えば、自分の力を存分なく発揮して、仲間に大きく貢献ができるだろう。受験勉強を頑張って高学歴になった人間が、卒業後も学生時代と同じルールが続いていると誤認してルールが変わったことに気づかず、仕事でパフォーマンスが出ない、という現象は、場所によって戦闘力が変わるという事実から起こるものだな、と考えた。
不幸なのは、旧ルールで優秀だった人間が、ルールの変化に伴って戦闘力が低下してしているにも関わらず、その事実を受け入れることができず、必要な助言に耳を傾けない、ということがよく観察されることだ。当人からすれば、もし旧ルールが継続していれば明らかに自分よりも「下」の人間からのアドバイスに耳を傾けることに意義を感じていないのだと思われる。このような傲慢さは成長を鈍化させるだけだ。百害あって一利無し。
つれづれと書いてきたけれど、善く生きるためには、謙虚にレベルアップをしていくことが最も確実だと思う。戦闘力をあげることは、他者貢献に直結するだろうし、謙虚でいればレベルアップを加速させることができる。「レベルアップ→他者貢献」というサイクル高速で大きく回し続ける人物は存在する。見習わないとね。
そんなことをぼんやりと考えながら、超長期で人生を俯瞰していたら、なんだか死が迫ってきている感覚に襲われた。まだまだやりたいことがたくさんあるのだよなあ。
この週は、身体を休めることを意識した。具体的には、右足の親指と膝に怪我を抱えているので、それらの状態をよくすることを意識した。もちろん練習は続けながらになる。トレーニングをやりすぎないようにすることは案外難しい。
読んだもの・観たもの
三枝匡.(2003)『経営パワーの危機―会社再建の企業変革ドラマ』日本経済新聞出版
経営危機に陥った企業における問題に対して、あるあるだな、という実感をもって読むことができた。また時期をみて読み返そうと思う。氏の小説は、コンサル見習い時代に上司から勧められていたのだけど、もっと早く読めば良かった。
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