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2020年8月の記事一覧

デヴィッド・ロウリー『さらば愛しきアウトロー』(2018)

デヴィッド・ロウリー『さらば愛しきアウトロー』(2018)

 2010年代は間違いなくデヴィッド・ロウリーの時代である。2010年代前夜、2009年の初長編『St.Nick』で頭角を現したロウリーは、『Pioneer』などの短編で高評価を得つつ、2012年『セインツ』で早くもその名を不動のものとしたが、その後も『ピートと秘密の友達』をディズニーの下で手掛けたり、一転きわめて小規模かつ野心的な『A Ghost Story』を送り出したりと、包括しにくいキャリ

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