見出し画像

ひとり

どうしてこんなに強くなってしまったのだろう?
本当にひとりで大丈夫だろうか?

昔から団体行動が苦手だった。
みんなで!とか、一緒に!!が苦手だった。
同じことをするのが嫌だった。
目立ちたい訳でも嫌われたい訳でもないけど、
自分は自分って思ってた。
だから、お揃いとかも苦手だったし、
誰かが真似するのは構わないけど、真似することはしなかった。
と、言うかしたいと思わなかった。
一番になりたいとかそんな気もない。
小学生の頃は多分、勉強が出来た。
逆になんで出来ないのか分からなかった。
教科書を読んで、先生の話を聞いてたら分かるのに。
そう思ってた。
小学4年の3学期という中途半端な時期に転校した。
だから、当たり前の様にイジメもあった。
でも、こんな調子のアタシは負けなかった。
イジメの問題は個々に色々あるから詳細は避ける。
一つ言っておくと、ここまで友達が居なかったわけでもなく孤立していたわけでもない。
中学に上がって分かったのが、顔が可愛い子がモテる。
と言うこと。可愛い子が目立つということ。
当たり前の事かも知れないけど、結局見た目なんだって分かった。
この頃は特にね。
2個上のワーキャー言われてる先輩と付き合えるのは、こういう可愛い女子だった。
そんなんがステータスみたいな感じだった。
アタシはその可愛い子の類いではなかった。
普通に同級生と付き合っていた。
中学の頃は好き勝手してた。
でも中学特有の部活での先輩後輩関係の試練やいざこざもあった。
勉強はやれば出来る。と、思っていた。
だから塾になんて行かなかったし公立高校にも滑り止めの私立高校も難なく受かった。
高校も友達と一緒とか全く考えずに偏差値だけで決めた。
一回も下見も何もせず。
何処だって良かった。
本当は都立の渋谷高校(渋谷女子高だったけな)に行きたかったのに先生が許可してくれなかった。(遊んじゃうだろうからって)
だから、もう本当に何処だって良かった。
とりあえず、高卒と言う資格さえ取れれば。
なので、その高校へは結局通っていた中学からは私ひとりしか進学しなかった。
別にどうでも良かった。勿論友達は居たけど、一緒じゃなくたって良かった。
そんなんで選んだ高校は大失敗だった。
めちゃくちゃ体育会系の学校で真面目っ子しか見かけなかった。
入学早々体育教官室に呼び出され短いスカートを注意され、退学届けまで渡された。
結局、高校は卒業したけど得たものと言えば唯一の親友だけだ。

ここまで書いてきて気付いた…
あたしがひとりでも大丈夫になったのは小学生~中学の頃だ。

つづく





サポートしてもらった分、リントレ(RINT)起動させるべく準備資金として蓄え、皆様の蓄えた贅の肉をそぎ落とすアテンドをさせて頂きたいと思います。 サポート泣いて喜びます。