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「心が豊かになること」がビジネスの本質である

※本投稿は読書のメモになります。

■読んだ本

■きっかけ
著者の方がクラブハウスでお話しているのを聞いてなんとなくポチってみた。

■学び
本書では、コロナが我々の消費行動をどう変えたのか、そしてビジネスの在り方がどうなったのか、またなっていくべきかということを、分かりやすい事例や著者の洞察をもとに述べられていた。

流行を迎えた2020年の最中、飲食店や小売店など非常に大きな影響を受けた業界のなかでも、売り上げ増やした会社がどういうことを考え、行動していたのか、といった具体的な事案からは、フローではなくストック型のビジネス転換が明暗を分けたひとつである。

特需の業界以外は新規営業なども難しかったであろう状況下で、自社のお客様との関係をより深化させることで、打ち手を見出した企業は少なくない。

これからの時代は、企業→顧客という一方向的な関係性ではなく、顧客とともにサービスを作っていく共創関係、ファンダムの形成と育成が非常に重要なポイントである。

そして、顧客との共創ビジネスを担うのは、当然、一人一人の人間であり、個々人が価値を高める、感性を鍛えることが大切である。

▼感性を鍛えるための4つの視点
1.部分ではなく、システムの全体を見る
2.因果関係を見る
3.パターンを捉えてモデル化する
4.メタレベルとベタレベルを自由自在に行き来する

最後に、著者はアフターコロナにより、以下の潮流がより加速すると述べている。それは、業種分類の消滅、ビジネスの「教育産業」化、社交サロンの隆盛、である。

これらは、本書で一貫して主張している、
心が豊かになること、がビジネス、ひいては人間の社会的な活動の本質であることの現れである。

逆にいえば、その根幹をしっかりと掴むことで、変化が激しいこれからの時代を楽しく生きていくことができそうだ、と感じた。

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