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調理メモGPTsを作ってみたら、調理とレシピの記録が同時にできた

GPTsがリリースされたので、自分も何か作ってみる。


GPTsとは、誰でも簡単に自分好みのChatGPTを(ノーコードで)作って、シェアできる代物で、11月末にはそれを公開するためのアプリストアも出るらしいです。

GPTsについての詳細は以下でご確認ください。

はじめに

せっかく作成するなら日常生活で使える、実用性のあるものがいいなと思ったので色々考えてみた。

業務活用、リサーチ、エンタメ、画像生成などですぐに思いつきそうなものは、すでにOpen AIのサンプルGPTsにあったり、みなさん作ってたりしたので、その中にあまりなかった料理系のGPTsを作ることに。

作るといっても、簡単なInstruction(GPTの挙動指示)を書いただけで、普通にChatGPTに指示文として貼り付けてしまっても問題ないレベルではある。

何をAIに手伝ってもらうか?

私自身、自炊が好きでよく調理をする。たまに人に振る舞ったりもするので、料理人というわけではないが、ちょっとしたレシピアレンジをすることがある。その際に毎回内容を記録するのは面倒なので、どうしてもその場限りになってしまい、再現性がない状態だった。

おそらくプロの料理人の方であれば、事前にレシピは設計するのだろうが、試行錯誤しながら、修正したり、発想した内容をメモしたりしたいニーズはあるんじゃないだろうかと思う。
※もし料理人の方がいたら教えてください。

調理しながら素材と工程をリアルタイムで記録

そこで私が考えたGPTsの内容は、調理しながら喋った素材や分量、調理工程をメモし、最後にレシピとしてアウトプットしてくれるというものだ。

利用の前提として、ChatGPT Plusのモバイルアプリでを音声対話モードで使用する必要がある。

ヘッドホンのアイコンを押すと切り替わります。

AIとの音声対話のインパクト

音声対話モードというのがミソなのだが、これはChatGPTと、文字通り音声で会話しながら、やりとりができるモードである。詳細のレビューはギズモードさんの記事とかを参照ください。

これまではChatGPTはLINEのようなチャットウインドウでテキストで入力する形だったが、音声で対話できるようになったことで、両手がふさがらない、つまり「ながらで」やり取りできるのが一番大きいインパクトと思う。

他には、英会話の先生の代わりに使う方法なんかも広く使われていそうである。

要するに、この対話機能を使えば、料理をしながらその場で計測したり、行った工程をChatGPTと喋りながら、あとで、いい感じにまとめてもらうことも簡単にできるのではないか?ということだ。

実際にやってみた

サンプル用に適当な卵かけご飯を記録してもらったのがこちら。
※実際は音声入力のインターフェースで行っております。

ちゃんと喋った内容を整理してアウトプットしてくれています。

何も喋りかけない場合、間があいてしまう場合はChatGPT側も音声が止まったり、一度終了挨拶をするが、再度喋りかけると再開できる。この音声でON/OFF完結しているところが音声対話モードの素晴らしいところ。

分量間違えてたりしても、訂正した内容をあとから言っておけばまとめる際にだいたい修正したほうを拾ってくれる。

日本語で発音がおかしい場合も文字だと問題なかったりするので気にせずいきましょう。(たとえば、小さじを「ちいさじ」と発音する。)

別の実験で、カレーライスなどのもっと長い工程も問題なく記録できていましたので、家庭調理くらいの素材数と工程であれば、十分に実用的に使えそうである。

今後の展開

思いつきにしては、自分の日々の調理記録の作業が劇的に楽になるので普通に使える感触だ。一方で、一連の体験としては、もっと工夫できるところがあると思うので、今後も改善してみたいと思った次第。

たとえば、使った素材と分量から、栄養分の概算を算出する。完成写真を添付して盛り付け点数をつけてもらう、など色々できそう。

続報あればまた記録します!

料理レコーダーGPTs

せっかくなので貼っておきます。
※こちらの都合で非公開にしたり、内容を更新したりして挙動が変わる可能性はありますのでご了承ください。

https://chat.openai.com/g/g-ktnAp7exf-liao-li-rekodagpt

もし使っていただけた方がいましたら、感想などお気軽にコメントいただければ嬉しいです!

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