脳に餌を与える方法


●カフェイン(コーヒー、紅茶、ガラナ)は10分~15分で注意力を高める効果を発揮する。カフェインの半減期(摂取して以降、体内からその半分が排出されるまでの時間)はおよそ5時間で、それ以降も少しばかりの興奮状態が期待できる。
▶️Caffeine: Glade, 2010, Nehlig, 2010; Phytochemicals and guarana: Haskell, et al., 2013.

●炭水化物は、摂取してから15分ほど経てば認知活動にちょっとした覚醒作用を起こせる。これは、脳が消費する燃料であるグルコースを供給してくれるからだ。
▶️Glucose: Smith, et al., 2011.

●一般的に、食べ過ぎは認知機能の領域に存在している信号の伝達物質を切断してしまう。
▶️Overeating versus fasting in relation to cognition: Mattson, 2019.

●フラボノイド(ココア、緑茶、カレー粉[クルクミン])は学習と記憶を司る分子構造を改善できる。しかし、その効果が現れるまでには6ヶ月はかかる。
▶️Cocoa: Socci, et al., 2017: Flavenoids: Rendeiro, et al., 2012; Curcumin: Cox, et al., 2015.

●カフェインと炭水化物は一緒に働いて相乗効果を発揮し、それぞれ単独のときよりも、認知機能に強力なインパクトを与える。
▶️Enhancement of combined effect: Adan and Serra-Grabulosa, 2010.


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