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ぽつねんを構成するマンガ5つ

  #私を構成する5つのマンガ
 結構前にTwitterでこんなタグがトレンドに入っていた。面白そうだったので私もやってみたのだがいざ真剣に選んでみると結構悩んでしまって,色々語りたくなったのだけどすぐにつぶやくこともしなかった。旬を逃したなーと思ってるとnoteでまだお題が募集中になっているのを見つけてしまったので,これもいいきっかけかと思いしばらく離れていたnoteでリハビリも兼ねて「#私を構成する5つのマンガ」について書いていこうかと。

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私を構成する5つのマンガは
ドラえもん / 藤子・F・不二雄
ARIA / 天野こずえ
GUNSLINGER GIRL / 相田裕
ib -インスタントバレット- / 赤坂アカ
兄の嫁と暮らしています。/ くずしろ
それぞれちょっとずつ書いていきます。

ドラえもん / 藤子・F・不二雄

 まずは「ドラえもん」。言わずと知れた国民的マンガ(・アニメ)ですね。小学校から高校にかけてちまちま総集編の文庫版と小学館のドラえもんの学習漫画を何冊も読んでいたものだから小学生の頃は自分の知識の半分くらいはドラえもん由来,といった状態でした。ちなみにもう半分は「そーなんだ!」という学習漫画でしたね。

 あらすじ…はいいですよね。知らない人はほとんどいないでしょうし。ストーリーについても今更言及する要素はあまりないですが,笑いあり涙あり,時に風刺でちくりと,時に優しく寄りそう,という具合に各話ごとに幅広いテーマをテンポよく描いています。こういった表現をすると大袈裟ですが,私の価値観のベースにはなっているのかな,と思います。なんといってもドラえもんは子守りロボットですからね。

ARIA / 天野こずえ

「その 素敵な奇跡を…」
(アニメ第1期 第1話タイトル)

 続いては「ARIA」。最近新作アニメ公開の発表がありました。やったね!完結作品です(全12巻)。

 〇あらすじ
 舞台はテラフォーミングされた遠い未来の火星「アクア」の一角,地球のヴェネツィアを再現した地区「ネオ・ヴェネツィア」。そこでゴンドラを使って旅案内をするウンディーネ(水先案内人)を目指す灯里とその仲間たちの成長と四季を描く物語です。

 なんといっても登場人物それぞが本当に魅力的です。どんなことからでも素敵を感じる灯里,姉御肌だけど実は乙女で努力家な藍華,気難しいけど素直になると可愛いアリス,そして彼女たちを温かく見守る先輩sと街の人たち。そういった人たちのフィルターを通して季節や日々の出来事を見ていくと何でもないようなことでもとても特別なことに感じてしまう,そんな力を持ったマンガです。

 アニメも3期にわたって放送しており,BGMの良さや世界観の再現度も相まって海外でも高い評価を得ているようです。第1期の11話は全人類に見てほしい。

 こういう考え方というか生き方をしたいというある意味目標みたいなものになっているマンガ。みんなも心の片隅に灯里を住まわせるといいと思う。

GUNSLINGER GIRL / 相田裕

「少女に与えられたのは、大きな銃と小さな幸せ。」
(単行本第1巻帯)

 これは友人の勧めで読みました。ちなみにARIAも同じ友人から勧められて読んでいます。こちらも完結作品(全15巻)。

 〇あらすじ
 舞台はイタリア。政府組織「社会福祉公社」は表向きは義手や義足の開発をしている組織だが実態はその技術を使って体をサイボーグ化した少女を使って政府に不都合な人物を暗殺する対テロ組織だった。義体と呼ばれる少女たちと彼女たちの面倒を見る大人たち(担当官)の葛藤・戦い・日常を描いた物語です。

 私はこのマンガに描かれている各フラテッロ(義体と担当官の組)の葛藤がとても印象に残っています。そして何よりこの作品はラストが一番好きです。様々な葛藤・偽善・選択を迫られるそれぞれの義体たち,その先に希望はあるのか。設定が設定だけに最初から希望も何もないように思えますが…。私が主人公が逡巡する作品を好むようになったのは多分このマンガのせい。そしてこのセリフがこのマンガを象徴しています。

「世界には今も確かな希望がありますよ」
(第15巻 最終話)

 ib -インスタントバレット- / 赤坂アカ

 「この世界は きっと終わってもいい」
 (第1巻 第3話)

 「かぐや様は告らせたい」で有名な赤坂アカさんの初のオリジナル連載作品。全5巻の完結作品です。ちなみに打ち切り。

 あらすじについては省略します。全5巻で短いのでぜひ読んでほしい。一言でいうと世界に絶望した少年少女たちが世界をibという能力を使って世界を滅ぼす物語です。

 このマンガの好きなところはセリフ回しです。グサグサと刺さるセリフが一癖も二癖もある登場人物から次々と吐き出されます。いくつか好きなセリフを挙げます。

「この世界は『誰も気づかなかった悲劇』がごまんと溢れている
 それは世界の終わりだとしても例外じゃない
 全ての出来事は当事者たちにしか理解(わか)らない 個人的なエピソードなんだよ」
(第4話)
「人は誰だって 本質と同一じゃない自分ってのを 定義しがちなものさ」
(第5話)
「世界がどうなろうと 本当はどうでもいい
 こんな小さな苦しみが私にとってのすべて」
(第24話) 

 ちょっと中二っぽさというか青くささありますが言っている本人たちも若いのでそこは大目に見てください。ストーリーと登場人物の個性が相まってこのセリフたちを強烈で印象に残るものにしています。

兄の嫁と暮らしています。/ くずしろ

 「思い出すのは,幸せだった日々だけでいい。」
 (第5巻帯)

 最後は「兄の嫁と暮らしています。」です。この中で唯一連載中の作品です(既刊7巻)。

 〇あらすじ
 兄を亡くした志乃はその兄の嫁である希さんと暮らしている。他人でありながらも家族であるという不思議な距離感で日々を過ごす。友人,後輩,バイト先の人といった様々な距離感の人間関係,そして兄の死というショッキングな出来事を通して志乃と希の関係が変化していく。その変化の先にあるのは果たして。

 この作品は繊細に描かれた人間関係が魅力です。踏み込むのか,踏み込まないのか。忘れるのか,引きずるのか,乗り越えるのか。登場人物みんないい人なので幸せになってほしい。ほんとに。

終わりに

 というわけで「#私を構成する5つのマンガ」でした。他に候補としては男くささが魅力な「ファントム無頼」,クルマ好きのバイブル「頭文字D」「湾岸ミッドナイト」,王道の「ワンピース」,ファンタジーな雰囲気が魅力な「魔法使いの嫁」などなどがあったのですが現実に影響受けてるので絞るとこの5作品になりました。またSTAY HOMEが必要になった時はお供にぜひどうぞ。

 以上,お納めください。

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