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五月二十一日

韓国のナイトクラブで発生した集団感染で、これまでに感染が確認された人は200人を超えました。韓国では20日から高校3年生が登校していますが、生徒の感染が確認されたため登校を取りやめた学校もあり、影響が続いています。

ソウルの繁華街、イテウォン(梨泰院)にあるナイトクラブで今月初めに発生した新型コロナウイルスの集団感染について、韓国政府は21日、これまでに感染が確認された人は206人になったと発表しました。

このうち、実際にナイトクラブを訪れたのは95人で、これらの人からの感染者が111人となり、感染が広がっています。

ソウル近郊のインチョン(仁川)では、ナイトクラブを訪れた学習塾の講師から感染が広がっていて、小規模なカラオケ施設を訪れた高校生2人の感染が確認されたため、インチョン市(仁川市)は21日、こうした施設の営業中止を命じました。

また、韓国では20日から高校3年生が登校していますが、インチョンでは、60を超える高校で、21日は登校を取りやめました。

さらに、南部のテグ(大邱)でも21日、新たに高校3年生の感染が確認され、この生徒が通う高校では、いったん登校した生徒たちを急きょ帰宅させていて、影響が続いています。

東京都内で新型コロナウイルスの感染が確認された人の数について、保健所からの報告漏れや重複して計上していたミスが見つかったことが、都の関係者への取材でわかりました。こうしたミスが明らかになるのは先週に続いて2回目で、これまでにわかっている範囲で40人程度、増える見通しです。

東京都内で新型コロナウイルスの感染が確認された人は、都が、毎日、保健所から報告を受けて数をまとめ、公表しています。

都の関係者によりますと、これまでの数を精査した結果、保健所からの報告漏れで計上していなかったり、重複して計上したりするなどのミスが見つかったということです。

都は、今月11日にも、報告漏れや重複して計上していたミスが見つかったことを明らかにしていて、それまでに発表していた累計に76人を加えました。

2回目となる今回のミスで、これまでにわかっている範囲で40人程度、増える見通しだということで、都はさらに詳しい調査を進めています。

一方、今回、ミスが見つかったのは、今月上旬までのデータで、国が、緊急事態宣言の解除の判断の目安とする直近1週間の数ではないため、都は判断に影響を与えないとみています。


日本時間21日午前4時にまとめた統計によると、世界の新型コロナウイルスによる死者数は32万5232人に増加した。

 中国で昨年12月末に新型ウイルスが最初に発生して以降、これまでに196の国・地域で計494万3050人余りの感染が確認され、少なくとも182万7200人が回復した。

 20日午前4時以降、新たに4951人の死亡と9万4820人の新規感染が発表された。死者の増加幅が最も大きいのは米国の1404人。次いでブラジル(1179人)、英国(363人)となっている。

 最も被害が大きい米国では、これまでに9万2583人が死亡、153万9633人が感染し、少なくとも28万9392人が回復した。

 次いで被害が大きい国は英国で、死者数は3万5704人、感染者数は24万8293人。以降はイタリア(死者3万2330人、感染者22万7364人)、フランス(死者2万8132人、感染者18万1575人)、スペイン(死者2万7888人、感染者23万2555人)となっている。

 人口10万人当たりの死者数が最も多いのはベルギーの79人。次いでスペイン(60人)、イタリア(53人)、英国(53人)、フランス(43人)となっている。

 香港とマカオ(Macau)を除く中国本土で発表された死者数は4634人、感染者数は8万2965人、回復者数は7万8244人。

 地域別の死者数は、欧州が16万9674人(感染194万4258人)、米国・カナダが9万8674人(感染161万9714人)、中南米・カリブ海(Caribbean Sea)諸国が3万2422人(感染58万3045人)、アジアが1万2941人(感染38万7127人)、中東が8420人(感染30万6715人)、アフリカが2973人(感染9万3772人)、オセアニアが128人(感染8426人)となっている。


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